RSNA2020 シーメンス
デジタルトランスフォーメーションによる顧客の価値を向上するソリューション
2021-1-22
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Siemens Healthineers(シーメンス)は,“Highlights” “Clinical Pathways” “Solutions”の3コンテンツでバーチャルブースを盛り上げた。Highlightsでは,「プレシジョン・メディシンの拡充」「医療サービス提供の変革」「ペイシェント・エクスペリエンスの向上」「医療デジタル化の推進」というシーメンスの4つのミッションと未来の医療に関するプレゼンテーションを行った。また,Clinical Pathwaysでは,COVID-19,乳がん,肺がん,脳卒中の診療におけるシーメンスの製品・技術を紹介。Solutionsでは,新製品を中心にモダリティなどを展示した。これらのコンテンツを通じて,デジタルトランスフォーメーション(DX)によって医療を変革するシーメンスの姿勢を示した。
DXの重要な技術である人工知能(AI)については,診断支援プラットフォーム「AI-Rad Companion」のアプリケーションとして,“Chest CT” “Brain MR” “Prostate MR for Biopsy Support” “Chest X-ray” “Organs RT”を紹介した。また,治療方針の決定を支援する「AI-Pathway Companion」のプレゼンテーションを行った。さらに,画像診断装置のAI技術としては,「SOMATOM X.cite」に搭載された“myExam Companion”もPRされた。撮影プロトコールや撮影後の画像再構成を装置が自動的に設定する。MRIもAI技術として,deep learning reconstructionを用いた画像再構成技術“Deep Resolve”を発表した。ノイズを抑制してSNRを大幅に向上,低分解能画像から高分解能画像を生成することもできる。この技術を搭載したMRIの新製品「MAGENTOM Free.Max」(W.I.P.)は,0.55Tの磁場強度により,肺野の検査にも対応する。80cmというワイドボアを実現している一方,軽量化,省スペース化が図られている。さらに,ヘリウム量を0.7Lに抑えた。
このほか,新製品としては,移動可能なコンパクトCT「SOMATOM On.site」(薬機法未承認),ミドルレンジの外科用X線撮影装置「Cios Flow」,体軸方向106cmを同時に撮像可能なPET/CT「Biograph Vision Quadra」(薬機法未承認)などがあった。
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“Deep Resolve”で高画質を得られる「MAGNETOM Free.Max」(W.I.P.)
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ICUなどでの利用が見込まれる「SOMATOM On.site」(薬機法未承認)
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