RSNA2017 コニカミノルタ − US
整形外科領域で高評価を受ける「SONIMAGE HS1」など2機種を紹介
2017-11-30
RSNA 2017 US
拡大するKonica Minolta Healthcare Americas, Inc.(コニカミノルタ)のヘルスケア事業の中で,プライマリケア分野は,X線画像診断装置に加え,超音波診断装置,ヘルスケアITが重要な柱となるが,この中でも超音波診断装置は,近年新製品だけでなく,新たな展開を見せている。RSNA 2017開幕前の10月には,日本国内においてシーメンスヘルスケアとの間で産婦人科向け超音波診断装置「SONOVISTA FX」と「SONOVISTA FX PE」の2機種の販売事業をコニカミノルタジャパンが譲受する契約を締結した(2018年1月1日以降に販売開始)。これに先立つ2015年5月からは,フランスのスーパーソニックイマジン社の「Aixplorer」の国内独占販売も行っており,自社製品だけでなく,他社製装置も含め,幅広い製品を取りそろえて,ユーザーのニーズに応えられるようにしている。
このような事業展開の中,RSNAでは米国で展開している2製品「SONIMAGE HS1」と「J5 Ultrasound System」(日本国内薬機法未承認)を展示した。
SONIMAGE HS1は,2014年7月に発売を開始。コニカミノルタの画像処理技術と2013年に事業譲渡を受けたパナソニックヘルスケアの超音波診断装置技術を融合させて開発された。“広帯域ハーモニックイメージング”や“HS 処理”により高画質を実現。さらに,操作キー数を少なくして,タッチパネル上で直感的に扱えるようにしている。これにより2014年度グッドデザイン賞を受賞したほか,2016年には,超広帯域高感度リニアプローブなどの技術が認められ,日本超音波医学会の第16回技術賞を受賞した。
さらに,2016年には浅部から深部までを探索できる「リニアプローブL11-3」や「リニアプローブ HL18-4」,コンベックスプローブ「MC10-3」,体腔内プローブ「EC9-3」を新たに開発。ユーザーインターフェイスを見直すなど,ビッグマイナーチェンジを実施。日本国内でも整形外科領域を中心に高く評価されており,ユーザー数を増やしている。