RSNA2016 フィリップス - X-ray 
日本国内へも展開予定のコンパクトなFPD搭載移動型デジタルX線撮影装置を展示

2016-11-30

フィリップス・ジャパン

X線装置


コンパクトなFPD搭載移動型デジタルX線撮影装置「MobileDiagnost M50」(日本国内薬機法未承認)

コンパクトなFPD搭載移動型デジタルX線撮影装置
「MobileDiagnost M50」(日本国内薬機法未承認)

Philips(フィリップス)のX-rayについては,「Diagnostic X-ray」「Image Guided Therapy」「Surgery Suite」の3エリアを分け,テーマに沿ったシステムやツールを展示した。

Diagnostic X-rayでは,日本国内へも展開を予定している製品として,移動型デジタルX線撮影装置「MobileDiagnost M50」(日本国内薬機法未承認)を展示した。FPD搭載(「SkyPlate」は非対応)のコンパクトなシステムで,スペースの限られた日本の医療施設にも導入しやすい。欧州ではすでに発売しており,米国ではこれからリリースの準備が進められる。このほか,一般撮影並みのX線出力が可能な移動型デジタルX線撮影装置「MobileDiagnost wDR」や,欧米向けに開発された一般撮影システムとX線テレビシステムを組み合わせた「CombiDiagnost R90」(FDA未承認)が展示された。

Image Guided Therapyとしては,アンギオシステムの治療サポートツールやソフトウエアを中心に来場者にアピールした。新しく展示された “2D Perfusion” は,下肢末梢血管の血行状態をカラーマップで表現するソフトウエア。末梢血管関連の製品を多く開発してきたボルケーノ社買収による,技術統合の成果の一つである。また,脳動脈瘤の低侵襲治療を支援する“AneurysmFlow”など,さまざまな領域の治療を強力に支援する充実のラインナップを紹介した。

Surgery Suiteエリアは手術室をイメージし,FPD搭載モバイルCアームシステム「Veradius Unity」やポータブル超音波診断装置「CX50」,ボルケーノ社の血管内超音波イメージングシステム(IVUS)で構成された。Veradius Unityは,ポジショニングメモリ機能や,操作方向の意思疎通を容易にするクロックポジション表示といった“ClearGuideテクノロジー”を実装し,正確でスムーズなポジショニングを支援する上位機種。従来のI.I.搭載システムと比較し,DQEが60%程度から70%に改善し,モニタ精度は230万画素の高画質を実現している。

走行時にはアームを屈曲してコンパクトになる「MobileDiagnost wDR」

走行時にはアームを屈曲してコンパクトになる「MobileDiagnost wDR」

欧米向けの「CombiDiagnost R90」(FDA未承認)

欧米向けの「CombiDiagnost R90」(FDA未承認)

 

下肢末梢血管を可視化する“2D Perfusion”

下肢末梢血管を可視化する“2D Perfusion”

   
FPD搭載モバイルCアームシステム「Veradius Unity」

FPD搭載モバイルCアームシステム「Veradius Unity」

「CX50」(左)とボルケーノ社のIVUSもあわせて展示

「CX50」(左)とボルケーノ社のIVUSも
あわせて展示

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