RSNA2014 日立 - US
初展示となるARIETTAシリーズなどライフステージに合わせた装置とプローブを提案

2014-12-1

富士フイルム

超音波(US)


4つのステージに分け構成されたUSエリア

4つのステージに分け構成されたUSエリア

RSNA 2014[第1日目:11月30日]

Hitachi Healthcare Group(日立)のUSコーナーは,超音波診断装置の技術で人生のさまざまなステージをサポートするという思いを込めた“Ultrasound Solutions Clearly Defined”をテーマに掲げた。これはRSNA 2013から引き続いてのテーマであり,Women's Health,Surgery,Cardiology,Radiologyの4つのステージで適した装置,プローブをそれぞれ紹介することで,日立グループで展開する数多くの超音波診断装置をニーズに沿って分類し,来場者にわかりやすく紹介する展示となっている。

ECR 2014での初展示以降,ITEM 2014,中南米,東南アジア,中東の展示会で世界中に紹介されてきた新ブランドの超音波診断装置「ARIETTA」が,ついにRSNAでお披露目となった。日立メディコと日立アロカメディカルのそれぞれが持つ高度な超音波技術を融合した先端技術“Symphonic Technology”を採用したARIETTAシリーズは,シリーズ上位機種の「ARIETTA 70」,さらにコンパクトにした「ARIETTA 60」をラインナップし,40本以上の豊富なプローブで多様なシーンに対応する。ARIETTA 70は,腹部・表在・心臓など幅広い使用を想定し,バイオプシープローブなどとともに展示した放射線科向けや,4Dプローブ,小型高周波プローブ,経膣プローブなどと組み合わせた産婦人科向けなどを展示。また,“Real-time Virtual Sonography(RVS)”を活用することで腫瘍位置を同定し,高精度のバイオプシーが可能となることから,男性のがん死亡率が肺がんに次いで前立腺がんの多い米国でのニーズに向けた提案などを行った。

Cardiologyのコーナーでは,循環器向けの最上位機種「ProSound F75」とARIETTA 70を展示し,カラードプラ情報と心壁の運動情報から血流の速度ベクトル表示を行う独自の技術“VFM(Vector Flow Mapping)”を紹介した。

また,上位機種に搭載可能なアプリケーション“Real-time Tissue Elastography(RTE)”に,新しい機能が追加された。肝臓領域においては,従来は線維化の程度を評価する機能が搭載されていたが,標準仕様のコンベックスプローブに新しく腫瘍の硬さを評価する機能が登場し,今回初めて紹介されている。

150種ほどあるというバリエーション豊かなプローブもコーナーが設けられ,なかでも特徴的なプローブを種類ごとに実物を展示した。オペ用のプローブも用途により整えられており,鉗子に接続できるものや径が1cmほどの小型プローブ,経鼻プローブなどを紹介した。なお,ARIETTAシリーズの展開に合わせて開発した小型化プローブコネクタにより,扱いやすさを向上させている。

このほか,装置としてはプレミアムコンパクトの「Noblus」,プレミアム〜ハイエンドクラスの「HI VISION Ascendus」と「HI VISION Preirus」,カラー普及機の「F37」が展示された。

RSNA初展示となる「ARIETTA 70」

RSNA初展示となる「ARIETTA 70」

RTEにも対応する「ARIETTA 60」

RTEにも対応する「ARIETTA 60」

   
高い機動性を発揮する「Noblus」

高い機動性を発揮する「Noblus」

産婦人科向けに提案されたARIETTA 70とプローブ

産婦人科向けに提案されたARIETTA 70とプローブ

 

体腔内用やオペ用など種類が豊富なプローブ

体腔内用やオペ用など種類が豊富なプローブ

   
循環器向けプレミアム装置「ProSound F75」

循環器向けプレミアム装置「ProSound F75」

 

 

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