ニプロブース

Cardiology総合管理ソリューションである「GOODNET」を中心に，循環器領域の診断・治療を支援するシステム・機器を展示したニプロでは，今回，冠動脈造影像のみで定量的冠血流量比（quantitative flow ratio：QFR）を解析可能なプログラムである「Medis QFR」を前面に打ち出しアピールした。Medis QFRは，欧米では以前から医療機器として使用されてきたが，日本においても2023年に医療機器承認を取得し，2024年1月に保険適用の公示を受けた。心筋虚血の評価においては，侵襲的な冠血流予備量比（fractional flow reserve：FFR）がゴールドスタンダードであるが，Medis QFRでは，FFRと良好に相関するQFRを，2方向から撮影されたアンギオ画像を解析することで非侵襲的に算出することができる。このほかGOODNETの新しい機能として，pdfやjpegなどの汎用的なデータをDICOMデータに変換する機能が参考出展された。

定量的血流量比解析システム「Medis QFR」

GOODNETを構成するビューワやレポート，アプリケーションを紹介