合同表彰式・合同閉会式で,JRC2024の現地開催が成功裏に終了
——現地での学会参加者は7223名,ITEMの実入場者数は1万8451名
2024-4-15
現地開催の最後を飾る合同表彰式・合同閉会式
JRC2024の現地開催最終日となる4月14日(日)15時30分からメインホールでCyPosの合同表彰式と合同閉会式が行われた。この合同表彰式と合同閉会式で4月11日(木)から始まったパシフィコ横浜での現地開催は閉会を迎えた。
2020年から流行した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が第5類感染症へと移行したことで,JRC2024も感染防止対策などの制限がなくなり,5年ぶりのオーケストラによるオープニングが復活。JRC2024 Festival Orchestraがシベリウス作曲の「フィンランディア」とJ.シュトラウス作曲「ラデッキー行進曲」の演奏で始まった合同表彰式と合同閉会式は,同じく5年ぶりとなる合同表彰式が先に行われた。第83回日本医学放射線学会(JRS)総会,第80回日本放射線技術学会(JSRT)総会学術大会,第127回日本医学物理学会(JSMP)学術大会からそれぞれ選出された受賞者が会長,大会長から表彰された。また,JSRTとJSMP合同の国際学術大会であるThe 3rd International Conference on Radiological Physics and Technology(ICRPT)の受賞者の表彰式も併せて行われた。
この後,合同閉会式に移った。先に,JRC2025〔日程:4月10日(木)〜13日(日),会場:パシフィコ横浜(神奈川県県横浜市)〕における第84回JRS総会会長の高瀬 圭氏(東北大学),第81回JSRT総会学術大会大会長の岩永秀幸氏(東京大学医学部附属病院),第129回JSMP学術大会大会長の磯辺智範氏(筑波大学)が挨拶をした。このうち,高瀬氏は,次回のテーマ「Radiology for Everyone」について,すべての人々の幸福に向けた放射線医学のあり方を考える大会にしたいと説明した。
次いで,一般社団法人日本ラジオロジー協会(JRC)代表理事の富山憲幸氏(大阪大学)が今大会を総括した。富山JRC代表理事は,JRC2024の登録者数が1万2729名で,うち7223名が現地参加であったと説明。4日間天候にも恵まれ,交流を深める現地開催の良さを実感できたと振り返った。さらに, 第83回JRS総会会長の陣崎雅弘氏(慶應義塾大学),第80回JSRT総会学術大会大会長の根岸 徹氏(東京都立大学),第127回JSMP学術大会大会長の石川正純氏(北海道大学),2024国際医用画像総合展(ITEM in JRC 2024)を運営する一般社団法人日本画像医療システム工業会(JIRA)会長の山本章雄氏が挨拶した。陣崎JRS総会会長は,医師の働き方改革,医療DXなどの変革の時代にあって,今回は新たな取り組みをしたと述べ,その一つであるAI翻訳が有用であったと述べた。根岸JSRT総会学術大会大会長は,これまで人に恵まれた人生を送ってきて,今大会も実行委員に恵まれたと振り返った。石川JSMP学術大会大会長は,初日から多くの参加者を目にして,盛況だったことを実感し,大会の企画・運営に携わった関係者に感謝の言葉を贈った。最後に,山本JIRA会長が,ITEMについて,実入場者数が1万8451名,延べ入場者数が2万3321名であったと報告した(いずれも速報値)。
なお,JRC 2024は,4月15日(月)正午~5月16日(木)正午の期間,オンデマンド配信が行われる。
●CyPos受賞者
●第83回日本医学放射線学会(JRS)総会
●第80回日本放射線技術学会(JSRT)総会学術大会
●第127回日本医学物理学会(JSMP)学術大会
●The 3rd International Conference on Radiological Physics and Technology(ICRPT)