トーレックブース

診断X線装置用の精度管理機器など，医療現場の安心・安全に貢献する製品を多数取り扱っているトーレックは今回，MRI検査における吸着事故・熱傷事故の防止に貢献する製品を中心に展示を行った。

MRI用ハンディタイプ型高機能金属探知機「Ceia PD240CH」（Ceia社製）は，MRI検査前の患者スクリーニング用に開発されている。金属探知機と磁性体金属識別機能を併せ持ち，従来の金属探知機では検出することが難しい微小サイズの金属も高感度に検出できるほか，磁性体・非磁性体の識別判定も可能である。

MRI用磁性体検出器「フェロガード・スクリーナー」（Metrasens社製）は，更衣室やMRI室入室前の壁面に設置するか，スタンドに立てて使用することができる。高感度なセンサにより，フェロガード・スクリーナーの前でゆっくりと1回転するだけで頭からつま先まで全身をカバーでき，迅速なスクリーニングが可能である。また，磁性体の有無は，検出器上部のライトと警報音で容易に確認することができる。

このほか，診断X線関連の製品として，自社製品である光ケーブル式リアルタイム線量計「RD-1000」や，X線乳腺組織画像表示装置「MB 1024-DR」などが紹介された。

「Ceia PD240CH」と「フェロガード・スクリーナー」

光ケーブル式リアルタイム線量計「RD-1000」

X線乳腺組織画像表示装置「MB 1024-DR」