ニプロブース

ニプロは今回，循環器部門向けMultiframe DICOM PACS「GOODNET 7」を展示のメインに据え，例年よりも広めのブースを構えた。1999年の登場から臨床のニーズに応えるべく進化を続けてきたGOODNETは2020年4月に最新バージョンの7を発表した。「使いやすい！ の次へ」をコンセプトに掲げた7年ぶりのメジャーアップデートでは，電子カルテ端末上で使用するブラウザベースの「GOODNETWeb」でも高品質のDICOM画像を高速に表示できるようになった。また，ポータル機能を持つ「G-NAVI」上からは，DICOM画像だけでなく，JPEG・BMP形式の画像，WordやExcel，PDFといったファイルを表示できるようになった。加えて，DICOMビューワ「GoodView」では，動画像から下肢のパンニング撮影画像を自動的に結合する機能を搭載。オペレータの作業効率を大幅に向上する。このほかにも，レポーティングシステムでは，医師の確認・承認したレポートだけを配信できるようにした。これにより，医療安全にも寄与する。

ブース内では，2020年7月に発表したタブレット型のモバイル超音波診断装置「ECHOMO」も展示された。ワイヤレスタイプのリニアローブと10.1インチタブレットで構成され，Bモード，カラードプラに対応する。

ブース内では，新型コロナウイルス感染症の感染防止対策として有用な次亜塩素酸水「シーエルファイン」のデモンストレーションも行っていた。イオンの少ない次亜塩素酸水として，除菌やウイルス減少効果があるという。

DICOM画像以外の汎用ファイル表示に対応した「G-NAVI」

「GoodView」には高精度なパンニング撮影画像を作成する自動結合機能を搭載

ワイヤレスプローブ採用のタブレット型超音波診断装置「ECHOMO」

感染防止対策に有用な次亜塩素酸水「シーエルファイン」のデモンストレーション