エクセル・クリエイツブース

エクセル・クリエイツは，部門システムを統合して一元管理できる統合型データ管理システム「FORZ」の新機能や，線量管理システム「DoseAdmin」，定量化された多彩なレポートを出力できる「AI数値定量解析システム」などを展示した。

FORZでは，より進化したWebビューワ機能や，日本消化器内視鏡学会のJED-Projectに対応した内視鏡レポートシステムをアピールした。内視鏡レポートシステムでは，JEDの用語が登録されており，パネル方式で結果を入力することで，レポート出力，JEDへのデータ提出が容易に行える。

DoseAdminは，機能をシンプルにすることで安価に抑えた線量管理システムで，クリニックなど小規模な医療施設にも導入しやすい。モダリティから取得したRDSRをデータベースに蓄積するとともに，検査を選択すると詳細な情報を参照することができる。データはCSVで出力でき，ユーザーが任意に活用できる。

AI数値定量解析システムは，AIソフトウエア“quibim”（研究用用途）で画像解析した結果を数値でレポートすることができる。解析モジュールは，脳や肺，腫瘍，肝臓，骨，乳腺など幅広い領域を対象としているのが特徴で，現在30種類以上のレポートを出力可能となっている。また，PI-RAD ver2に準拠したレポートを出力できる前立腺がんソリューション“qp-Prostate”や，胸部X線画像を無加工（ROIなし）でダイレクトに解析し，13種類のCNNを複合的に解析して上位３つの病変の可能性数値で出力する“X-RAY クラシファイヤ”などを紹介した。

オンプレミスのビューワと同等の機能を持つ「FORZ」のWebビューワ機能

JED-Project対応の内視鏡レポートシステム

クリニックにも導入しやすい線量管理システム「DoseAdmin」

異常所見であるかの確率を数値で示す“X-RAY クラシファイヤ”