ITEM2019 ザイオソフト / アミン 取材速報
最初の3DWS発売から20年を振り返りつつZiostation2の最新技術を紹介
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2019-4-13
ザイオソフトブース
ザイオソフト / アミンは,3D医用画像処理ワークステーション(WS)「Ziostation2」の新機能を中心に,PhyZiodynamicsやRealiZeなどが可能にする最新の画像処理・解析技術をアピールした。昨年に引き続き天井を吹き抜けにして明るく開放的なブースデザインを採用し,Ziostation2のアプリケーションを画像とともに紹介するタッチパネル端末を数多く用意し,来場者に先進技術を紹介していた。
今年は同社が国産初の汎用PCで3D画像処理を実現した最初の3DWSである「M900」を発売してから20周年になることから,ブースではこれまでの製品や技術開発を振り返る企画展示やプレゼンテーションを行った。企画展示では,M900の発売からこれまでを振り返る年表や,M900や「M900 QUADRA」などの実機も展示され,これまでの技術開発の経緯や歴史を実感できる企画となっていた。年表では「VolumeGRID」(2001年)や「ZEEK Engine」(2005年)の独自技術が,現在のPhyZiodynamicsやRealiZeにつながっていることが紹介され,近年人工知能(AI)技術の画像診断領域への急速な普及,実用化が進む中で,同社がM900からZiostation2へと培ってきた画像処理・解析技術の積み重ねがアドバンテージとなっていることを感じさせた。
Ziostation2のアプリケーションは,PhyZiodynamicsやRealiZeテクノロジーを適応することで機能が強化されている。標準機能の“3D解析/4D解析”でMR画像でRealiZeによって腎臓の自動抽出が可能になったほか,「MR冠動脈解析2」ではCTと同様に冠動脈自動抽出と自動ラベリングの機能が追加された。また,非剛体位置合わせで正確なTICを描出できる「MRダイナミック解析(パラメトリックマップ)」を紹介した。また,最終日(14日)には共催ランチョンセミナー28「Ziostation2のECV解析による組織性状診断の確立」が行われるが,そのアプリケーションである「CT心筋ECV解析」などもアピールした。
●お問い合わせ先
ザイオソフト株式会社/アミン株式会社
TEL:03‐5427-1921
URL:https://www.zio.co.jp/