デジタル・コアブース

デジタル・コアは，“PACSとPACSをつなげる，つながる”として，さまざまなベンダーのPACS同士をつなげて，相互のサーバに保存された画像情報の参照を可能にするONIS（オニス） 3を中心にアピールした。

ONIS 3は，組織化サーバ，サイトサーバ，ブリッジサーバ，ONISビューワなどで構成されており，独自のリモートプロトコルによる高速通信，PACSブリッジ機能によって，異なるベンダー間や病院間のPACS接続を可能にする。デジタル・コアでは，高機能でリーズナブルなPACSサーバ＆ビューワとしてONISの開発を行ってきたが，2015年に独自技術によるPACSブリッジ機能を搭載したONIS 3の発表以降，ワールドワイドのアプローチを進めており，2016年にはRSNAにも初出展し，ONIS 3のFDA認証に向けた取り組みも進めているという。

そのほか，内視鏡やX線動画像をDICOM動画規格であるMPEG4/H.264準拠に変換して取り込み，動画像の保管，参照を可能にする「MP DICOM」を展示。MP DICOMは，動画取り込みのゲートウェイとONIS 3のサーバとビューワ機能によって大容量動画像のネットワーク運用を可能にする。小沢医科器械（岡山県倉敷市）が販売しており，倉敷中央病院で内視鏡画像の保管・参照システムとして導入されている。

ブースではPACSブリッジ機能による 外部データの参照のデモを実施	ONIS 3のビューワではMPEG4の表示にも対応
MPEG4/H.264準拠の動画像の取り込みと 参照を可能にする「MP DICOM」