島津製作所/島津メディカルシステムズブース

島津製作所/島津メディカルシステムズは，継続した「New Values for a New Tomorrow」のテーマのもと，血管撮影装置やX線テレビシステム，一般撮影システムなど，長年同社が力を入れてきた各種X線撮影装置を中心にブースを展開した。

昨2012年10月に発売された12インチ×12インチのFPDを搭載した血管撮影装置「Trinias F12/C12」は，頭部や下肢のインターベンションや腹部大動脈など，冠動脈以外の循環器系血管をサポートする。Triniasのシリーズとして，今年度第一四半期に，バイプレーンの「Trinias B12」をリリース予定である。

X線テレビシステムとしては，「SONIALVISION G4」や「FLEXAVISION F3 package」を展示し，ユーザーのニーズに合わせた提案ができることをアピールした。また，回診用X線撮影装置「MobileDaRt Evolution」は，販売台数が全世界で1700台を超え，X線装置に強いメーカーとしてグローバルに認識されつつあることがうかがわれる。MobileDaRt Evolutionには，これまでは，キヤノン社製FPDが搭載されていたが，今年度中に富士フイルムメディカル社製のFPDの搭載も可能になる。

高い付加価値を持つアプリケーションを紹介するコーナーも設けられ，日本国内でも販売が始まっているトモシンセシス画像処理のアルゴリズムに，逐次近似法とメタルアーチファクト除去技術を融合した“T-smart”などが紹介された。

血管撮影装置「Trinias F12」。 第一四半期にバイプレーンもリリース予定。	X線テレビシステム「SONIALVISION G4」
嚥下検査にも容易に対応する 「FLEXAVISION F3 package」   アプリケーション紹介コーナー	回診用X線撮影装置 「MobileDaRt Evolution」。 間もなく富士フイルムメディカル社製のFPDも搭載可能に。