さまざまな部門システム・ソリューションを
提供するインフォコム

インフォコムは，医師の働き方改革や病院経営，医療安全，スタッフの負担軽減に貢献する，院内各部門に向けたソリューションを紹介した。医療機関向け就業管理システム「CWS」は，医師の働き方改革を支援するオプション機能を大きく紹介した。医師の働き方改革では，時間外労働の上限規制や勤務間インターバルの確保などのルールが設定されたが，CWSでは連続勤務や勤務間インターバルのチェックが容易に行えるほか，労働時間や所定外時間などが設定を超えるとアラート通知を出すこともできる。また，保健所等の立ち入り検査で求められる資料の提示にも対応する。

代償休息が必要な場合などにエラーが通知される「CWS」

地域医療連携クラウド「mProbe」は，集患分析システムと伴走型サポートにより病院の集患に貢献する。集患分析システムで紹介状データや医事データを匿名化してクラウド上で解析，紹介実績などを分析するとともに，導入時〜導入後に専門スタッフが戦略立案やクリニックへの訪問同行など伴走型のサポートを行うことで，病院の収益向上を支援する。ブースでは，mProbe により2.37億円の増収を実現した総合犬山中央病院の事例を紹介し，その効果をアピールした。

「mProbe」の集患分析結果のイメージ

薬剤情報管理ソリューションとして，医薬品情報検索システム「DICS」の最新バージョンを紹介した。電子カルテシステムと連携し，簡単な操作で処方や注射オーダ時に医薬品情報の検索・参照ができるほか，検索機能の強化，最新データのダウンロード更新が可能になった。充実の添付文書情報や相互作用チェック機能などにより，医師，薬剤師，看護師の業務を支援する。
また，AI技術により薬剤を瞬時に高精度に識別する次世代型薬剤識別システム「PROOFIT iQ」（富士フイルムメディカル）とDICSや薬剤管理指導支援システム「PICS」を連携させ，持参薬鑑別を支援する提案を行った。

簡単な操作で医薬品情報の検索・参照できる「DICS」

次世代型薬剤識別システム「PROOFIT iQ」との連携による持参薬鑑別支援を提案