キヤノンITソリューションズ,院内ネットワークと外部サービスをセキュアにつなぎ一元管理を可能にする「CONASAS」を紹介
2024-7-30
プラットフォームサービス「CONASAS」を
出展したキヤノンITソリューションズ
キヤノンITソリューションズは,2024年3月より提供を開始した医療機関向けのプラットフォームサービス「CONASAS」の紹介を行った。近年,遠隔モニタリングやAI画像診断支援サービス,オンライン診療などのクラウド型デジタルヘルスサービスが増加しているが,閉域環境である院内のシステムと接続するには,ベンダー個別に独自の回線を引く必要がある。
これに対してCONASASでは,院内ネットワークから外部サービスへの接続時セキュリティをUTMとCASB(cloud access security broker)で確保することで,一元的な管理を可能にする。院内から院外へは,ホワイトリスト機能により認証ずみのサイトにのみ接続できるようにアクセスを制御する。また,同社の運用保守チームによる監視も行っており,一定レベル以上のアラートを受信すると,自動または手動で院内ネットワークとインターネットの隔離措置を実施する。機器のメンテナンスや運用を自施設で行う必要がなくなり,システム部門の業務負担を軽減することができる。また,オプションで院外から電子カルテを閲覧できる接続にも対応し,医師の働き方改革にも貢献する。
CONASASを利用する医療機関は,同社パートナー企業のデジタルヘルスサービスを選択して利用することもでき,サービスは順次増加する予定となっている。