アマゾン ウェブ サービス ジャパンは生成AIサービスや，
セキュリティ対策などのソリューションを紹介

アマゾン ウェブ サービス ジャパンは，AWSクラウドで提供している生成AIサービスや，セキュリティ対策などのソリューションを紹介した。

AWSクラウドでは，生成AIサービス「Amazon Bedrock」を提供している。豊富な基盤モデルを用意しており，ユーザーのニーズに応じて使用することが可能だ。藤田医科大学では，Amazon Bedrockを用いて，電子カルテの情報から退院サマリを作成する実証を行っており，従来の約90％程度時間削減ができたとしている。これにより，医師の業務負荷を軽減した。また，バックエンドでAWSサービスを組み合わせ，医師と患者の会話を自動で記録し，その内容から診療情報を作成するデモンストレーションを行った。

また，セキュリティ対策としては，ストレージサービスであるAmazon S3の「Object Lock機能」により，データの改ざんができないバックアップを紹介。BCPの観点からの電子カルテデータ参照，定期的な訓練の環境の提供により診療録管理体制加算の算定ができる環境を提案した。

このほか，未収金対策としてAmazon Payの活用をアピールした。さらに，ブースの一角にはミニセッションコーナーが設けられ，AWSユーザーの企業や医療機関によるプレゼンテーションが行われた。

●ミニセッション参加企業・医療機関（五十音順）
医療法人厚生会 小原病院
沢井製薬株式会社：未病・予防から治療までのPHRを活用した取り組み～健康管理PHRアプリ「SaluDi（サルディ）」のご紹介～
地方独立行政法人 総合病院 国保旭中央病院
日本アイ・ビー・エム株式会社：ヘルスケアにおける生成AIの活用
日本医師会ORCA管理機構株式会社
株式会社ネットワールド：【デモでわかる】Amazon FSx for NetApp ONTAPでつくるランサムウェア攻撃に強いファイルサーバー
株式会社Pleap
レスコ株式会社：サイバー攻撃対策はフルクラウドへ

藤田医科大学が実証を行った生成AIによる退院サマリの自動作成を紹介

会話の自動記録と診療情報作成のデモアプリ

ミニセッションではAWSユーザー企業や医療機関がプレゼンテーションを実施