病院・クリニック向けの最新の
IT製品を紹介した島津製作所ブース

島津製作所は，受付システムや支払機，電子カルテシステムなど，病院・診療所それぞれに向けたIT製品を紹介した。
病院向けの新製品としては，患者中心の医療サービスプラットフォームとして開発された受付システム「MERSYS-Ⅹ」を紹介した。高い拡張性を有し，開発中の病院向けデジタル問診サービス「Hospital Essentials」との連携など将来的な機能追加を予定しており，まずは再来受付機能を搭載した製品として今夏に発売予定となっている。操作画面は複数言語での表示が可能で，診察券挿入後，受診する診療科，担当医を選択するだけで再診受付が完了する。

高い拡張性を備えた「MERSYS-Ⅹ」

操作画面の表示は他言語に対応

クリニック向けの新製品としては，クラウド型の無床診療所向け統合型電子カルテシステム「SimCLINIC T4 Cloud」（W.I.P.）を参考展示した。画像表示システムと連携可能な電子カルテシステムで，一組のPC，マウス，キーボードで電子カルテと画像表示システムを操作することができる。電子カルテデータがクラウド上に保管されるため，災害時のBCP対策になる。また，ブラウザではなく専用アプリケーションをインストールして使用するアプリケーション型クラウドシステムのため，電子カルテ画面のカスタマイズも可能だ。

画像表示システムと連携可能な電子カルテシステム「SimCLINIC T4 Cloud」（W.I.P.）