遠隔医療やBCPをテーマにした企画展示を開催
2019-7-19
南展示棟の1階南1,2ホールの様子
今回の国際モダンホスピタルショウ2019は,会場が7月1日に開場したばかりの南展示棟に変更されたのが大きな変化だ。南展示棟は,総展示面積2万m2,1階と4階の2フロア構成となっている。今回のホスピタルショウでは両フロアを使用して総展示面積7000m2に317社が出展している。展示構成は,「医療機器・ヘルスケアIoTゾーン」と「健診・健康増進ゾーン」がリニューアルされ,「医療情報システムゾーン」「看護ゾーン」「介護・福祉・リハビリゾーン」「施設環境・運営サポートゾーン」と合わせた6ゾーン構成となった。また,主催者企画展示では,保健・医療・福祉 部会の「優秀な技術力を持った企業からの各種病院災害対策への提案」と,医療情報部会の「遠隔医療の今と未来〜医療の国際化を踏まえて」が行われた。
「遠隔医療の今と未来〜医療の国際化を踏まえて」の企画展示では,(株)アインホールディングス,(株)スマートゲート,(株)日本医療通訳サービス,UrDoc,(株)NTTドコモが出展した。アインホールディングスは,国家戦略特別区域として愛知県稲沢市のアイン薬局稲沢店で行われたオンライン診療と服薬指導の事例を展示で紹介した。また,NTTドコモは,第5世代移動通信「5G」を活用した事例として,東京女子医科大学と開発を進めている「モバイル SCOT(Smart Cyber Operating Theater)」について,SCOTの手術室の再現や手術室を搭載したトレーラーの模型などを展示して,5Gで可能になる遠隔での“モバイル戦略デスク(手術室内の情報を術中画像やセンサなどでモニタリングして助言や指示を行う管制ルーム)”の運用の可能性などを紹介した。