ブラザー販売ブース

ブラザー販売は，「プリンター活用の新常識の提案」をコンセプトに展示を企画した。“3つの新常識”を掲げたコーナーでは各テーマに沿った製品を展示し，クリニック業務を支援する活用法を提案するとともに，新製品やラベルプリンターソリューション，導入事例を紹介するコーナーを設けた。

新常識1「受付会計業務におけるプリンター2台体制」については，領収書や明細書，レセプトの印刷などメインに使用しているプリンターに加え，コンパクトな複合機を受付に設置し，メインプリンターが故障した場合にバックアップとして活用することを提案した。同社の複合機はコンパクトなため，狭い受付であってもスタッフの動線を妨げず設置しやすい。
ブースでは，ミドルクラスの製品としてA4モノクロレーザープリンター「HL-L5100DN」とA4モノクロレーザー複合機「MFC-L5755DW」，ハイエンド製品としてA4モノクロレーザープリンター「HL-L6400DW」とA4モノクロレーザー複合機「MFC-L6900DW」を展示。同じクラスのプリンターと複合機の消耗品は共通のため，消耗品管理もしやすい。ハイエンド装置は高い耐久性を有しており，HL-L6400DWは60万枚の印刷が可能となっている。

左から「MFC-L5755DW」，「HL-L5100DN」，「HL-L6400DW」

新常識2「在宅医療におけるモバイルプリンターの活用」のコーナーでは，モバイルプリンター「Pocket Jet」シリーズを展示した。訪問先にモバイルプリンターを持参することで，処方せんや紹介状をその場で作成・出力することができる。また，患者用カルテを出力すれば，患者家族や訪問看護・介護のスタッフと情報共有することも可能だ。
Pocket Jet最新シリーズにはリチウムイオン充電池が搭載され，1回の充電での印刷枚数が前シリーズの約70枚から約600枚に大幅に向上した。また1分間の出力枚数も8枚とスピードアップしている。重さも約610gと軽量であり，感熱式のためインクの心配もないなど，持ち歩きやすさを重視した設計となっている。

モバイルプリンター「PJ-763MFi」（iPhone/iPad，Bluetooth対応モデル）

新常識3「ペーパーレス」のコーナーでは，ドキュメントスキャナー「ADS-3600W」とA4モノクロレーザー複合機「MFC-L5755DW」を展示した。タッチパネルを搭載し，スキャンデータの転送先などを登録できるお気に入り機能により，簡単・直感的に操作できる。また，ADS-3600WにはNFC機能を搭載し，カードを登録しておくと，スキャンするドキュメントを設置しカードをかざすだけで，スキャンとPCへの転送が自動で行われる。

A4モノクロレーザー複合機「MFC-L5755DW」（左）と
ドキュメントスキャナー「ADS-3600W」（右）

NFC機能搭載によりカードをかざすだけでスキャンと転送が可能（ADS-3600W）

ラベルプリンターソリューションコーナーでは，お薬手帳やスピッツ，診察券，リストバンドなど，用途に応じたラベルプリンターのラインアップを紹介した。ブラザー販売のラベルプリンターは，導入コストが安価であることが一つの特徴となっている。ラミネートラベルプリンター「PT-PT950NW」は表面のラミネート加工により耐久性に優れ，財布などに出し入れする診察券に貼付しても印字部が消えてしまうことがない。

ラベルプリンターソリューションコーナー（左からリストバンド用感熱ラベルプリンター「TD-2130N」，スピッツバーコード用感熱ラベルプリンター「QL-820NWB」，ラミネートラベルプリンター「PT-P950NW」，お薬手帳用の感熱ラベルプリンター「TD-4100N」，「QL-1050 TypeA」）

新製品コーナーでは，カラープリンターとラベルプリンターを展示した。感熱ラベルプリンター「QL-800」と「QL-820NWB」は，8月上旬発売の新製品。温度を変えることで，2色（黒，赤）での印刷が可能になった。また，QL-820NWBはあらかじめテンプレートのラベルデータを登録することで，単体で印刷可能となっている。
このほか，A3カラーインクジェット複合機「MFC-J6995CDW」とA4カラーレーザー複合機「MFC-L9570CDW」を展示。6月に発売されたMFC-L9570CDWは，カラー画質の向上，タッチパネルの拡大による操作性の向上，印刷処理能力の向上が図られている。

感熱ラベルプリンター「QL-800」（左）と「QL-820NWB」（右）

A4カラーレーザー複合機「MFC-L9570CDW」（左）と
A3カラーインクジェット複合機「MFC-J6995CDW」（右）