スポット展示では実用化が進む看護・介護向けロボット技術を紹介
2016-7-13
スポット展示「高齢社会支える看護・介護ロボット」
国際モダンホスピタルショウ2016の展示会場内に設けられたスポット展示では,「高齢社会支える看護・介護ロボット」をテーマに,実用が進むロボット技術が紹介された。
信州大学は,“着る”生活動作支援ロボット「curara(クララ)」を展示した。高齢者などの要介護者の生活支援,リハビリテーション向けで,身体に装着して動作を補助する。上下一体化モデルと下肢モデルがあり,関節部にモータユニットを取り付け,センサ技術で動きを検知して,独自の同調制御法によって人体の動きに合わせスムーズに動作をアシストする。数年後の実用化をめざしているという。期間中は,来場者も装着体験ができる。
このほか,WHILL(株)がスマートフォンで操作できる車椅子「WHILL」を展示。また,テムザック技術研究所は,移乗・移動支援ロボット「RODEM」のデモンストレーションを行った。すでに,デンマークで社会実証実験を行っており,日本でも早期販売をめざしている。
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