富士通,7年ぶりに刷新した大規模病院向け電子カルテシステム「HOPE LifeMark-HX」を大きくアピール
2015-7-17
富士通は,ホスピタルショウに合わせて2015年7月13日にリリース
した,大規模病院院(300床以上)向けの新しい電子カルテシステム「HOPE LifeMark-HX」を中心に据えて大きく展示を行った。HOPE LifeMark-HX(以下,LifeMark-HX)は,開発言語やデータベースなどシステム構造を一新し,Webアプリケーションとして開発された。利用者によって自由に組み合わせることができるウィジェットや電子カルテの情報と連動した情報展開など使いやすさを追求していることが一つの特長だ。また,新しいデータウェアハウスやデータ解析のためのBIツールの標準装備など,診療情報を有効に活用するための機能を充実させている。
ブースでは,多くの端末でLifeMark-HXの機能やユーザーインターフェイスなどを紹介したほか,DWHや医事会計モジュール,画像取り込み,マルチデバイス対応など,LifeMark-HXが持つ多くの機能についても個別に展示した。
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そのほかブースでは,地域包括ケアソリューションとして「HumanBridge EHR ソリューション 在宅ケアツール」を紹介した。HumanBridge EHR ソリューションを中心に,病院やかかりつけ医の医療情報と,「HOPE WINCARE-ES」の介護や在宅看護の情報を共有し,タブレット端末での在宅でのデータ入力や参照までカバーすることで,地域での包括的な医療・介護の取り組みを支援する。
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●AR(拡張現実)やヘッドマウントディスプレイを使ったシステムを参考展示
現実空間につけられたタグをタブレット端末などのカメラで読み取ることで,現実の空間にICTの情報を重ね合わせるARの技術を使ったソリューションを参考展示した。LifeMark-HXでは,Webアプリケーション化されたことで,院内でのタブレット端末などの利用が広がることが予想されることから,ARを使った医療業務支援の可能性について提案を行った。ベッドサイドのタグで患者のアレルギー情報などを表示する病棟業務支援,点滴薬などにつけられたタグから投薬手順を実際の薬剤上に重ねて表示する手順ガイダンスなどが紹介されていた。
また,さらにウェアラブルデバイスの利用として,ヘッドマウントディスプレイを在宅医療などに使用し,患者の状態をカメラを通じて遠隔の医師に転送して指示を受けるなどのソリューションを紹介した。
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