富士フイルムメディカル,診療支援統合システム「Yahgee」など院内や地域における診療統合のためのソリューションを紹介
2012-7-19
富士フイルムメディカルブース。
診療支援統合システム「Yahgee」をブース内で展示
富士フイルムメディカル は,従来のSYNAPSEなどの画像情報システムに加えて,2012年4月に子会社である診療支援システム開発するヤギーと生体情報システム開発のシステム計画研究所を買収して新たに発足した,富士フイルムメディカルITソリューションズの統合診療支援システムや救命救急部門や集中治療部門の重症系システムを統合して展示を構成した。
診療支援統合システムである「Yahgee」は,基幹システムの電子カルテに加えて必要となる各種文書や画像を含めた検査結果などを統合的に管理できるプラットフォームである。PDFやデジタルカメラやスキャナの画像まで柔軟に対応するほか,診療文書の作成機能やワークフロー管理などが行える。富士フイルムメディカルITソリューションズとなったことで,SYNAPSEのPACSから生体機能システムまで,院内の診療部門システムをオープンな形で統合した運用を可能にする。ブースでは,特設セミナールームを設けてYahgeeの紹介やユーザーによる講演などを行った。
また,ブースでは直前にリリースされたSYNAPSE向けクラウド型データストレージシステムである「SYNAPSE+STORAGE」を紹介した。SYNAPSEの画像データをデータセンターで管理するクラウド型のサービスで2012年秋の提供を予定する。過去画像データのみをデータセンターに保管する,院内のサーバ保管容量の拡張を目的としてデータセンターを利用するといった選択が可能だ。
このほか,遠隔画像診断治療補助システム「i-Stroke」や診療所向けのクラウドサービス「ASSISTA Portal」,地域医療連携サービス「C@RNA Connect」なども展示した。