PHCホールディングス（株）（以下「PHCHD」）は，事業子会社であるウィーメックス（株）（以下「ウィーメックス」）が，富士フイルムヘルスケア（株）（以下「富士フイルムヘルスケア」）との合意に基づき，同社の子会社である富士フイルムヘルスケアシステムズ（株）（以下「富士フイルムヘルスケアシステムズ」）の電子カルテ・レセプト関連事業の取得手続き^(*1)が完了したことを発表した。

ウィーメックスは株式譲渡契約の締結を通じて，富士フイルムヘルスケアが新たに設立し，吸収分割により富士フイルムヘルスケアシステムズの電子カルテ・レセプト関連事業を承継した完全子会社の全株式を取得した。今後，新会社「ウィーメックスヘルスケアシステムズ（株）（以下「ウィーメックスヘルスケアシステムズ」）はウィーメックスの子会社として電子カルテ・レセプト関連事業を展開し，国内の医科・保険薬局・歯科向けに，電子カルテシステム，医事コンピューター（レセコン），電子薬歴システムの開発・販売・保守サービスなどを提供する。

今後，ウィーメックスは，製品ポートフォリオの拡充に加え，ウィーメックスヘルスケアシステムズがこれまで培ってきたIT技術をウィーメックスの既存事業や経験と掛け合わせ，国の「医療DX」を推進する付加価値の高い製品ラインアップの開発を加速する。また，ウィーメックスが有するAPI連携の技術を活用し，ウィーメックスヘルスケアシステムズが展開するレセプトチェックサービスなどの医療情報システムをウィーメックスのサービスと繋げる。これにより，医療従事者におけるレセプト業務を含む受付の仕事から調剤薬局の業務まで，効率的なワンストップソリューションを創造し，患者体験の更なる向上を目指す。診療所向け電子カルテシステムや医事コンピューター，保険薬局向け医事コンピューターにおいて高いシェアと4万件以上のユーザーを持つウィーメックスに，レセプトチェックサービスで高い市場プレゼンスを持つウィーメックスヘルスケアシステムズが加わることにより，さらに強固になる顧客基盤を通じて医療IT業界をリードしていく。

PHCHDの代表取締役社長CEOを務める宮﨑 正次氏は，次のように述べている。「ウィーメックスヘルスケアシステムズが，PHCグループに新たに加わることを大変嬉しく思います。PHCグループは，中期経営計画『Value Creation Plan(FY22-25)』^(*2)の成長領域として掲げている『デジタルヘルスソリューション』の実現に向けて，本年4月にウィーメックスが事業を開始^(*3)しました。医療情報システムの連携やデータタッチポイントの増強を加速させ，データの蓄積・統合されたデジタルプラットフォームを構築することで，医療の効率化や費用対効果の改善に貢献してまいります。」

（*1）電子カルテ・レセプト関連事業の取得の合意に関するプレスリリース：www.phchd.com/jp/news/2023/0331
（*2）PHCHDが発表したFY22-FY25の中期経営計画：www.phchd.com/jp/about/vcp
（*3）www.phchd.com/jp/news/2023/0111

＜ウィーメックスヘルスケアシステムズ（株）について＞
ウィーメックスヘルスケアシステムズ（株）は，2023年10月2日に富士フイルムヘルスケアシステムズ（株）の電子カルテ・レセプト関連事業を吸収分割により承継した，ヘルスケア IT製品・サービスを提供するウィーメックス（株）の子会社。同社は，医科・保険薬局・歯科向けに，電子カルテシステム，医事コンピューター，レセプトチェックサービス，及び電子薬歴システムをはじめとしたヘルスケアソリューションを展開している。
URL: www.hs.wemex.com