一般社団法人米国医療機器・IVD工業会(AMDD) 新会長にジンマー・バイオメットの小川一弥氏が就任
2020-3-11
一般社団法人米国医療機器・IVD工業会(AMDD:American Medical Devices and Diagnostics Manufacturers’ Association)は,2020年3月10日の総会後に引き続く理事会においてジンマー・バイオメット合同会社 職務執行者 会長兼社長の小川一弥氏が新会長に就任したことを発表した。
小川新会長は就任にあたり次のように所信を述べている。 「私たちAMDDは 『大切な人々の健やかな日々のために,価値ある医療テクノロジーや情報をお届けする』 というミッションを掲げ,日本において,医療機器とIVD(体外診断用医薬品)の分野で患者さんのQOLをより高めることを目指した活動を続け,昨年創立10周年を迎えました。当初取り組んで参りました 『デバイスラグ』や『デバイスギャップ』は,内外関係各位の継続的なご協力の下に大きく改善されました。今後超高齢化する日本社会では,先進的な医療技術の迅速な導入および適切な利用が,患者さんのQOL向上と健康寿命の延伸に繋がります。そのためには,『革新的な医療技術の価値を適切に評価・反映し,社会を健やかにする医療制度』が重要な課題となると捉えております。この課題への取り組みに向けて,多くの関係各位の方々とのパートナーシップと協働を深め,尽力して参りたいと考えております。さらなる前進を目指してのAMDDの活動に,引き続きのご協力をお願いいたします」
AMDDは,日本政府や学会,関係業界団体と協力し,また患者さんや医療関係者の皆様ともこれまで同様に緊密な関係を維持しつつ,米国政府ならびに米国に本部のある先進医療技術工業会(AdvaMed)との連携を保ちながら,日本の医療の発展に貢献すべく活動を進めていく。
●一般社団法人米国医療機器・IVD工業会(AMDD)について
米国医療機器・IVD工業会(AMDD)は2009年4月1日に設立し,2016年1月4日に一般社団法人として再編された,主に米国に本社を置く医療機器,体外診断用医薬品(IVD)などの先進医療技術を提供している日本法人約70社によって構成される業界団体。AMDDの会員企業は,心臓ペースメーカーやICD,人工心臓弁,PCIなどのカテーテル,ステントグラフト,人工関節などの整形外科材料,眼内レンズ,大型画像診断機器,遺伝子診断,IVDおよびシステム機器などを始めとしたさまざまな先進医療技術を提供している。
小川 一弥 氏
(Kazuya Ogawa)
1979年 慶應義塾大学 工学部 機械工学科卒業
1979年〜1997年 ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
1997年〜1998年 ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル株式会社 取締役
1998年〜2002年 デピュー・ジャパン株式会社 代表取締役社長
2002年〜2016年1月 ジンマー株式会社 代表取締役社長
2016年 2月〜現在 ジンマー・バイオメット合同会社
(バイオメット社との合併により発足した新日本法人)
2016年2月〜2017年 職務執行者 社長
2018年〜2019年7月 職務執行者 会長
2019年8月〜現在 職務執行者 会長兼社長
その他役員等
2010年4月〜2019年3月 一般社団法人 米国医療機器・IVD工業会(AMDD)
整形材料委員会 委員長
2011年4月〜現在 一般社団法人 米国医療機器・IVD工業会(AMDD)理事
2015年4月〜12月 任意団体 米国医療機器・IVD工業会(AMDD)監査役
新会長に就任する小川一弥氏は1979年慶応大学工学部機械工学科卒後,ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社にて営業およびマーケティング分野の業務に従事した。その後も医療関連企業で経営に携わり現在に至る。その間,一般社団法人米国医療機器・IVD工業会(AMDD)の理事およびCFO(最高財務責任者)として医療機器業界の発展に尽力し 2019年4月までAMDD整形材料委員会委員長を務めた。医療機器業界での業務歴は40年に渡る。
●問い合わせ先
一般社団法人米国医療機器・IVD工業会(AMDD)
http://www.amdd.jp