テクマトリックス（株）は，7月16日，日本事務器（株）（以下：NJC）と同社医療情報クラウドサービス「NOBORI」に関する，販売代理店契約を締結した。

クラウド型の医療画像システム「NOBORI」はサービス開始後1年半で約150の医療機関で採用され，利用医療機関数を急速に拡大している。これまでの結果は，医療情報市場ではオンプレミス型（サーバ利用型）の製品提供がまだ主流である中，利用する医療機関側でのニーズは，先行してクラウド型にシフトしていることを反映しているものと認識している。

同社は今回の販売代理店契約の締結に伴い，電子カルテシステムのソリューション提案に「NOBORI」が直接盛り込まれる機会を拡大すること。また全国レベルの営業チャンネルでの販売の機会を多数得られることで，更なる市場の要請に対応したサービス体制構築に繋がっていくものと考えている。

今後は，テクマトリックスが得意とする先端技術や基盤サービス事業とNJCが得意とするプロダクト開発・SI構築・保守・ネットワーク技術，業種・業務ノウハウを融合することで，新たな関連医療情報サービスの開拓も視野に入れている。

販売代理店契約での導入目標は，今後3年間で全国100床-300床の病院をメインターゲットに60医療機関への導入を予定している。