東芝メディカルシステムズ（株）は，マレーシア代理店 Abex Medical System SDN.BHD.（本社：クアラルンプール　会長: Tan Sri Dr Kuan Yong Kuan　以下Abex）と合弁企業を設立し，同社子会社のマレーシア現地法人Toshiba Medical Systems Malaysia Sdn.Bhdとして2014年6月12日より営業を開始する。

東南アジア諸国は年率約5％以上の高い経済成長率が見込まれており，今後も経済発展に伴い人口の増加，疾病構造の変化などが予測される。医療関連市場は400億円程度（同社調べ）で，さらに市場拡大が期待される。その中で高い医療技術を持つマレーシアでは，メディカルツーリズムを国の成長産業の一つと位置づけ積極的に推進しており，医療機関への外国人患者の受け入れを図っている。これらの医療機関においては，同社のエリアディテクターCT Aquilion ONE™のような日本の最先端医療技術を導入し，最高の医療を患者さんに提供していきたいとのニーズが高まりつつある。

同社は1981年8月より現地の代理店Abex Medical System SDN.BHDを通じてマレーシア国内の販売・サービスを行ってきた。今回の現地法人設立により，日本をはじめグローバルに展開する同社の研究開発センター，トレーニングセンターと連携しながら，最先端の医療システムを最良の状態で利用できる体制が整う。今後はさらにマーケットニーズに即した高付加価値の製品・サービスを一層充実させ，マレーシアおよび東南アジア地域の医療に貢献していく。

●新会社の概要