フィリップス,2013年度のグリーンプロダクト(環境配慮製品)の売上高が総売上高の50%を超える
2014-3-3
※2014年2月25日オランダ発表リリース翻訳
- 2013年度のグリーンプロダクト*1売上高(118億ユーロ)が総売上高の51%に達し、2年前倒しで目標を達成
- LED革命の進展が牽引し、2013年度のグリーンイノベーションに対する投資総額は5億900万ユーロに到達
- 環境面でのさらなる価値創造を目指す循環経済*2の取り組みをスタート
ロイヤル フィリップス(以下 フィリップス)は,2月25日,2013年度のグリーンプロダクトの売上高が118億ユーロと総売上高の51%に達し,フィリップスが提唱する「EcoVision(エコビジョン)2015」のサステイナビリティ目標を2年前倒しで達成したことを発表した。
すべての事業部がグリーンプロダクトの売上増加に貢献した。ヘルスケア事業部は,患者さんの予後を改善し,さらなる価値を提供しヘルスケアへのアクセスを促進する13の新製品を市場に導入し,製品ポートフォリオにおけるグリーンプロダクトの割合を増加させた。フィリップス社製の1.5T(テスラ)MRI装置において,市場の平均水準を下回る消費電力量を達成するなど,環境負荷低減に向けた取り組みはCOCIR(欧州放射線・医療電子機器産業連合会)*3より高い評価を受けている。
コンシューマーライフスタイル事業部は,再生材料の利用に継続的に取り組み,電気掃除機の生産に330トン以上,アイロンに約250トンの再生プラスチックを利用した。
LEDソリューションの開発推進に取り組むライティング事業部(投資額3億2700万ユーロ)の牽引により,2013年度のフィリップスのグリーンイノベーションに対する投資総額は5億900万ユーロに達した。2013年4月には,1ワットあたり200 ルーメンの質の高い光を提供する,非常にエネルギー効率の高い直管型LEDランプ*4 を発表した。
サステイナビリティボード代表で最高戦略・改革責任者であるジム・アンドリュー氏は,次のように述べている。「これらの成果は,昨今の厳しい経済状況下でもサステイナビリティは価値創造を実現する鍵であり,イノベーションと成長のための大きなチャンスをもたらしてくれるという,フィリップスが長年抱いてきた信念を証明するものです。2014年度フィリップスは,直線型経済から循環型経済へとビジネスを加速移行し,コスト削減と新規市場開拓または既存市場拡大により,全事業分野と市場において経済価値を創出します。フィリップスが年間18億人*5の人々の生活を向上させており,これが2015年までには年間20億人に達する見込みであることを誇りに思います。」
フィリップスの2013年度のサステイナビリティ情報に関する詳細は,「2013年度 年次報告書(アニュアルレポート)」*6を参照。(www.annualreport2013.philips.com )
*1 グリーンプロダクトは,各事業部のピアグループが定める業界標準と比べ,少なくとも1つのグリーン・フォーカル・エリアにおいてリードしていることが証明されなければならない。具体的には,参考製品(当該製品群における競合他社製品または自社旧型製品)の性能を少なくとも10%以上 上回る,製品別の環境基準を上回る,または環境性能ラベルの認定を受ける必要がある。フィリップスのグリーン・フォーカル・エリアは,エネルギー効率,パッケージ,有害物質,重量,リサイクルと廃棄,寿命信頼性の6分野である。
*2 循環経済は,材料(部品,製品の再利用)とビジネスモデル(ソリューション,サービス)のイノベーションを促進するもの。循環経済では,一層効率的な材料の利用により,コスト削減や新規市場開拓または既存市場拡大を通じて,さらなる価値創造が実現される。
*3 COCIR(European Coordination Committee of the Radiological, Electromedical and Healthcare IT Industry:欧州放射線・医療電子機器産業連合会)によると,フィリップス社製の1.5T(テスラ) MRI装置の「電源オフ」と「待機」モードにおける平均消費電力は,2012年の市場平均消費水準より20%少ないとのことである。
*4 2013年4月時点。プロトタイプ。フィリップス社調べ。
*5 同社が生活を向上させた人数は次の方法で計算する。まず,ある製品がその寿命期間にわたり社会的・環境的次元で影響を及ぼしたと考えられる人々の数を示すマーケット情報と統計値に,当該製品の1年間の出荷数を乗じる。重複して数えた人数を除くと,同社の革新的ソリューションによって生活が向上した人々の数が得られる。2013年度は,18億人の生活の向上に貢献した。
*6 英語表記
●問い合わせ先
(株)フィリップス エレクトロニクス ジャパン
ブランド コミュニケーション部
TEL 03-3740-4551
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