2014年度の診療報酬改定を答申(画像診断関連を中心に報告)
2014-2-13
中央社会保険医療協議会(中医協)は2014年2月12日(水)田村憲久厚生労働大臣に,2014年度の診療報酬改定を答申した。2014年度の改定は,改定率を本体+0.73%とし,消費税によるコスト増対応分を除くと+0.1%とし,このうち医科については+0.82%(消費税によるコスト増分+0.71%)とした。改定にあたっては,「医療機関の機能分化・強化と連携,在宅医療の充実等」を重点課題として検討が行われた。
画像診断関連では,核医学診断料として,PET/MRIの加算(9160点),乳房PET撮影加算(4000点)が新設された。
また,コンピューター断層撮影料では,消費税増税を考慮した点数がつけられている。
CTが,64列以上が増点(950点→1000点),16列以上64列未満が据え置き(900点),4列以上16列未満が減点(780点→770点),2列やシングルは減点(600点→580点)となった。
一方,MRIは3テスラ以上が増点(1400点→1600点),1.5テスラ以上3テスラ未満は据え置き(1330点),それ以外は減点(950点→920点)となっている。
詳細については,中医協の資料を参照のこと。
画像診断(PDF)放射線治療(PDF)
画像等手術支援加算(PDF)
厚生労働省の中央社会保険医療協議会総会(第272回)議事次第
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000037024.html