エルピクセル,医療施設向けの総合ITソリューションを提供するソフトウェア・サービスと連携
〜 システム連携を進め,次世代の診断支援AI開発へ 〜
2025-3-19
エルピクセル(株)(以下「エルピクセル 」)は,(株)ソフトウェア・サービス(本以下「SSI」)との業務連携を開始した。SSIが提供する医療画像管理システム(PACS)「Seavo」など医療情報システムと連携することで,同社の電子カルテシステム・PACSを導入する医療機関で画像診断支援AI「EIRL」シリーズが利用可能となる。2025年4月11日より開催される国際医用画像総合展(ITEM2025)では,両社のシステム連携についてデモンストレーションを展示予定。
今後は,SSIが提供する医療情報システムとの連携によって,EIRLと電子カルテシステムとの連携など,次世代の診断支援AIに向けた取り組みを進める予定である。

【背景と目的】
SSIは医療機関向けに「新版 e-カルテ®」(電子カルテシステム),「NEWTONS2」(オーダリングシステム),「Seavo」シリーズ(PACS)を中心とした医療情報システムについて,自社内で開発・販売・ 導入・保守までを一貫して提供している。特に,電子カルテシステムにおいては日本全国926施設の導入実績を有し,国内シェア第2位となっている[1]。
エルピクセルは「医療AIですべての人に健康な未来を」を掲げ,肺がんや大腸がんなど死因の上位を占める疾患を対象に画像診断支援AI「EIRL」シリーズを展開し,累計900施設以上の導入実績を有している[2]。さらなる普及に向けてPACS等,医療情報システムを提供するパートナーとの連携は欠かせない。加えて,両社が協力することで様々な医療データを活用し,電子カルテシステム等とEIRLが連携して,医師の業務フロー全体の効率化を支援していく。
【SSIによる総合ITソリューションとEIRLの連携】
SSIが提供する電子カルテシステム・PACSを含めた医療施設向けの総合ITソリューションにEIRLを組み合わせることで,医療施設向けに高付加価値のサービスを提供する。


今後は,EIRLの解析結果を元に「所見あり」の可能性が高い症例を電子カルテシステムに通知するなど,システム連携を深めていく。将来的には,検査画像と電子カルテ内の情報を組み合わせた次世代診断支援AIの開発において協力していく。
[1] ソフトウェア・サービス株式会社が月刊新医療『医療機器システム白書2023』の掲載情報を元に2022年3月末時点の稼動実績(クリニックを除く)を元に独自に集計。 https://www.softs.co.jp/e-map/share.html
[2] 2025年1月時点。トライアル含む。
●問い合わせ先
エルピクセル(株)広報担当
TEL 03-6259-1713
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