富士フイルム,LED光源搭載内視鏡システム「ELUXEO(エルクセオ)」用の新スコープ 下部消化管用細径スコープ「EC-860P/M」新発売
高解像度メガピクセルCMOSセンサーを搭載しさらなる高画質化を実現

2024-12-27

内視鏡

富士フイルム


EC-860P/M

富士フイルム(株)は,LED光源搭載内視鏡システム「ELUXEO(エルクセオ)」用の下部消化管用細径スコープの新ラインアップとして,高解像度メガピクセルCMOSセンサーを搭載し,ハイビジョン画質を提供する「EC-860P/M」を,富士フイルムメディカル(株)を通じて12月27日より発売する。

下部消化管内視鏡検査は,下部消化管用内視鏡を使用して大腸の観察を行う。また,観察のほか,スコープ先端の鉗子口よりさまざまな処置具を挿入し,病変部を採取・切除するといった処置や治療を行うこともある。そのため内視鏡には,近接から遠景まで明るくクリアな画像の提供や,広く消化管内へアプローチするための操作性・挿入性の向上が求められている。

今回発売する下部消化管用細径スコープ「EC-860P/M」は,高解像度メガピクセルCMOSセンサーを搭載し,さらなる高画質化を実現。ノイズの少ないハイビジョン画質を提供する。また,先端部設計を見直すことで,汚れの付着の抑制や,水切れ性能の向上が期待できる。加えて,スコープの手元側はたわみにくいコシのある挿入部仕様とした。術者の操作が先端に伝わりやすく,挿入性と操作性の向上が期待できる。
富士フイルムは,今後も独自技術を生かし,医療現場のニーズに応える幅広い製品・サービスの提供を通じて,さらなる医療の質・効率・安全性の向上,人々の健康の維持・増進に貢献していく。

下部消化管用細径スコープ「EC-860P/M」の先端部

下部消化管用細径スコープ「EC-860P/M」の先端部

 

1. 品名

下部消化管用細径スコープ EC-860P/M
販売名:電子内視鏡 EC-860P/M
認証番号:305AABZX00014000

2. 発売日

2024年12月27日

3. 主な新機能

(1)高解像度メガピクセルCMOSセンサーを搭載しハイビジョン画質を提供
高解像度メガピクセルCMOSセンサーを搭載し,ノイズの少ないハイビジョン画質を実現した。近接2mmからの観察が可能で,粘膜表層の微細な血管模様や構造の視認性向上が期待できる。また,炎症の診断や微小な病変の発見をサポートする「BLI」(*1)や「LCI」(*2),LED光源搭載内視鏡システムの新モデル「ELUXEO 8000システム」(*3)に搭載した,出血時の出血点検出や内視鏡処置時の予防的止血のサポートを目指した「ACI」(*4)といった画像強調機能にも対応している。

*1 臓器の粘膜表層の微細な血管や,粘膜の微細な構造などを強調して表示する機能。「Blue Light Imaging」の略。
*2 画像の赤色領域のわずかな色の違いを強調して表示する機能。「Linked Color Imaging」の略。
*3 販売名:プロセッサー EP-8000 認証番号:305AABZX00037000
本内視鏡も組合せの一例として含む
*4 血液の色の濃淡や微妙な色の違いを強調表示する機能。「Amber-red Color Imaging」の略。

(2)挿入性・操作性の向上を目指した挿入部仕様を採用
より良い挿入性・操作性を目指し,手元側はたわみにくくコシのある挿入部仕様を採用した。術者の操作が先端に伝わりやすいため,大腸深部挿入時の挿入性向上が期待できる。

 

●問い合わせ先
富士フイルムメディカル(株)
マーケティング部
E-mail:shm-fms-hansoku@fujifilm.com

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