（株）CEホールディングスのグループ会社で，電子カルテシステムを中心とした医療システム開発と受託システム開発を行う（株）シーエスアイ（以下，CSI。）は，国内900以上の施設にて稼働している電子カルテシステムMI・RA・Isシリーズの新たなDX対応として，「MI・RA・Is＋AI（プラスエーアイ）」を2024年12月末より販売開始し，2025年3月より提供開始する。

MI・RA・Is＋AI

医療の現場では医療従事者の働き方改革などへの対応を求められており，医療DXとしてAI活用の必要性が高まっている。
そのような現状に対して「MI・RA・Is＋AI」は，1日数時間を費やす文書作成に掛かる時間の削減を支援する。
これにより，医療従事者の仕事効率が向上し，患者と向き合える時間を増やすことが可能となる。
「MI・RA・Is＋AI」は多くの医療機関に向け，安全な医療DXを提供するために，販売開始から1年間で1,000名以上の利用者への展開を目指す。

■MI・RA・Is＋AIの特長

1. オンプレミス環境下での動作を実現
インターネットに接続しない外部からの攻撃リスクを極限まで低減した環境下にて，患者の診療情報を外部に出さずにAIを使用することが可能

2. 利用者自身が作りこんでいくAI活用
利用者がプロンプトを出す仕組みとなり，診療科および医師個人の違いに合わせて，利用者によるプロンプトの編集を前提とした自由度の高いツールとして提供

3. 医療機関同士でプロンプトの共有・交換が可能
CSIで開設するプロンプト共有サイトを用いて，他の医療機関で作成されたプロンプトを取り込むことで，実績のあるプロンプトを適用し，業務効率化をサポート

最初に，診療情報提供書や退院サマリの医師の事務作業における文書作成支援として，患者の診療記事の要約から開始し，プロンプトのサンプル提供など，更なる利便性の向上を図る。

CSIは，電子カルテシステム「MI・RA・Is」へAIを搭載することにより，医師や医療従事者の方々の働き方改革の実現に貢献できることを目指していく。