レイヤード,医療現場の効率化を実現する AI カルテ作成支援サービス「ボイスチャート」販売開始
医療DXを推進するレイヤードが生成AIを活用したサービスで医療現場の課題解決へ

2024-10-1

医療情報システム(電子カルテ)

AI

レイヤード


(株)レイヤード(以下レイヤード)は,(株)pipon(以下pipon)が開発・提供するAIカルテ作成支援サービス「ボイスチャート」(アルファ版)の販売取扱いを開始した。

ボイスチャート

 

AI カルテ作成支援サービス「ボイスチャート」販売開始の背景

レイヤードは,医療DXを推進するため,患者の受診動線に対応する予約・問診・電話等の製品を複数展開し,約4,000施設の医療機関が利用している。特にWEB問診Symview(シムビュー)は,約2,000施設に導入され,医療現場がWEB問診として月間120万件以上利用している。(※どちらも2024年8月末現在)

レイヤードのWEB問診Symviewは,患者が来院前に自分のスマートフォンで詳細な問診を入力することで,来院後に予備問診(看護師等の医療者が追加で問診を行う行為)や,診察室での医師の問診業務を効率化できるDX製品として広く活用されている。

Symviewは各メーカの電子カルテと連携し,WEB問診で収集した情報を電子カルテに反映させることが可能で,カルテ入力作業も省力化できる。しかし,診察室で医師と患者の対話による問診は重要性が高く,カルテ入力作業は一定発生する。

そこで,piponが開発・提供するAIカルテ作成支援サービス「ボイスチャート」を併せて活用することで,電子カルテ入力のさらなる省力化を支援できると考え,レイヤードでの販売を開始した。

SymviewをはじめとしたレイヤードのDX製品とボイスチャートを利用することで,医療者の業務効率化が向上することはもちろん,医師と患者の対話が充実したものになるよう,サポートしていく。

AI カルテ作成支援サービス「ボイスチャート」

「ボイスチャート」は,医師と患者の診察時の会話を録音し,最新の AI 技術を用いて自動的に SOAP 形式のカルテテキストを生成するサービス。医療従事者の業務効率化と患者ケアの質の向上を同時に実現する。

主な特徴

1.簡単操作:録音ボタンを押すだけでカルテを自動作成
2.AI 活用:患者との会話を AI が自動で文字起こしし,SOAP 形式に変換
3.使いやすさ:ウェブブラウザで動作するため,特別な環境設定不要
4.汎用性:内科,外科,精神科など様々な診療科で利用可能
5.時間効率:カルテ作成の時間を削減し,患者と向き合う時間を確保

導入のメリット

・医療クラーク雇用のコスト削減
・患者とのコミュニケーション時間の増加
・カルテ作成の負担軽減

利用者の声

赤羽もりクリニック院長 森 氏:
「ボイスチャートの導入により,カルテ作成時間が大幅に減り,患者さんとの会話に集中できるようになりました。特に初診の患者さんとの長時間の診察でも,効率的にカルテを作成できるようになり,業務改善に大きく貢献しています。」

横山医院 在宅・緩和クリニック 横山太郎 氏:
「在宅医療の現場で,ボイスチャートは非常に有用です。患者さんとの距離感や環境が様々な中で,柔軟な対応が可能になりました。特にがん診療を中心とした在宅医療では,患者さんの些細な変化を捉えることが重要ですが,AIがそれらを適切に拾い上げ,カルテに反映してくれます。また,自動生成されたカルテを他の医療スタッフと共有することで,チーム医療の質が向上しました。」

製品詳細

https://layered.inc/voice-chart/

今後の展開

レイヤードはpiponと協力して「ボイスチャート」(アルファ版)の医療現場における導入を支援するとともに,利用者の声を聞きながらWEB問診Symviewとの製品連携を検討していく。

 

●問い合わせ先
(株)レイヤード
https://layered.inc

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