京セラ,法人向けタブレット 「DIGNO(ディグノ)® Tab2(タブツー)5G(ファイブジー)」が登場
前面NFC搭載,マイナカード読み取りもタッチ決済もこの1台で
2024-6-18
京セラ(株)(以下:京セラ)は,「DIGNO® Tab2 5G」を製品化した。本製品は,KDDI(株)(以下,KDDI)から,2024年秋以降に販売開始する。
現在,さまざまな業界で電子化やオンライン対応が進み,今後さらにマイナンバーカードの利用やタッチ決済の機会など,NFCカードリーダーの需要が増えることが予想される。例えば,健康保険証はマイナンバーカードへ移行し,2024年12月2日には現行の健康保険証の発行が廃止され,訪問看護ではマイナンバーカードによるオンライン資格確認が義務化する。また,クレジットカードなどでのタッチ決済をAndroid端末で実現する決済ソリューションの提供も開始されている。さらに,将来的には運転免許証とマイナンバーカードを一体化する計画など,端末でのNFC読み取り機会がさらに増えることが予想される。本製品は,このような多様なビジネスシーンにおける課題に対応するために開発された法人向けの5Gタブレット。
■特長
(1)外付けリーダー不要。前面NFC読み取りで,業務の効率化を実現
マイナンバーカードや交通系IC,クレジットカードのタッチ決済などのさまざまなシーンで,本体画面でNFC読み取りが可能なタブレット。本製品は,外付けリーダーが不要なため,導入・管理コストを低減することができる。さらに,フロントカメラはオートフォーカスに対応しており,QRコード決済や一次元バーコードの読み取りが可能である。これらにより,幅広い業界における多様な業務の効率化を実現する。
(2)国内一貫体制のJAPAN MADE。さまざまな環境で長く使える耐久性
企画・設計・製造・修理までを一貫して国内でご提供することで,顧客に安心・安全を届ける。本製品は,これまでのDIGNO Tabシリーズ同様,水回りでの作業や屋外での突然の雨でも安心して使用可能な防塵・防水および,75cmの落下を想定した落下試験もクリアする耐落下など,さまざまな環境で長く使える耐久性を備えている。さらに,泡ハンドソープやアルコール除菌シートで手入れができ,清潔に使用できる。本製品は,本体ボディが塗装レスのため,長期間使用してもキズ・摩耗跡が目立ちにくい仕様。また,タブレットが不調の際,本体の内蔵部品に異常がないかを簡易的に調べることができるデバイス故障診断機能を搭載している。
(3)現場作業を支える機能性と安心のセキュリティ
手袋をしたまま操作が可能な「グローブタッチ®」※1や,雨の日や水回りでの濡れた手でも操作が可能な「ウェットタッチ®」※2など,現場作業に役立つ機能を搭載している。また,指紋認証と顔認証の2種類の生体認証に対応している。
※1:グローブタッチは事前に設定が必要。グローブの種類によっては操作しづらい場合がある。また,水に濡れた状態では操作できない。
※2:ウェットタッチは IPX5,IPX8の防水性能。全ての濡れた状態での操作を保証するものではない。
■製品情報については,下記サイト参照
https://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/office/phone/lineup/kyt35/
■主な仕様(暫定値)
*1:5G通信は対応エリアで使用可能。
*2:FeliCa®セキュア機能が非対応のため,おサイフケータイ®やFeliCa®セキュア機能がある学生証,社員証,マイナンバーカードなどの端末内への登録は不可。
●問い合わせ先
京セラ(株)
https://www.kyocera.co.jp/