PHCホールディングス（株）傘下のウィーメックス（株）（以下「ウィーメックス」）は，情報処理能力が向上しスムーズな操作性を実現した，保険薬局向けシステム「PharnesX（ファーネスクロス）」シリーズを2023年11月上旬より新たに発売した。同シリーズは，保険薬局向け電子薬歴システム「PharnesX-MX」と保険薬局向けコンピューター「PharnesX-EX」の2つのラインナップを揃えており，薬局従業員の負荷軽減に貢献する。

【PharnesX紹介ページ：https://www.phchd.com/jp/medicom/pharmacies/pharnesx 】

本シリーズは，従来製品に搭載されていた，OTC医薬品と処方薬の相互作用チェックや禁忌チェック，レセプトチェックなどの豊富なチェック機能や定型文入力支援機能はそのままに，さらに使い勝手の良さを追求した。

■保険薬局向けシステム「PharnesX」シリーズの特長

＃情報処理能力向上により，スムーズな操作性を実現

PCに搭載されたCPU（Central Processing Unit：中央演算処理装置）の処理能力が，従来製品の32bitから64bitに向上した。従来製品の持つ使いやすさを保ちながら，近年ニーズが増加しているソフトウェア間のAPI接続にも耐えうるスピード感とスムーズな操作性を実現し，薬局従業員の負荷軽減に貢献する。

＃電子処方箋運用の基盤となるオンライン資格確認を1つの端末で実現

顔認証付きカードリーダーと連携し，一つの端末に，オンライン資格確認^(※1)・レセコン・電子薬歴の機能を有するウィーメックス独自のAll-in-one方式により省スペース化を実現。スペースの限られた保険薬局でも無理なく導入できる。

＃災害・障害発生時における運用継続支援サービス「Medicom Cloud運用継続サービス」と連携

オンプレミス型運用にクラウド機能を融合させたハイブリッド型のシステム「Medicom Cloud 運用継続サービス」をオプションで利用できる。クラウド技術を応用したセキュリティ対策，障害・災害対策用の業務継続計画（BCP）が実現できる。
・Medicom Cloud運用継続サービス紹介ページ：https://www.phchd.com/jp/medicom/cloud

＃処方箋入力支援ソフトと連携

新サービス「処方箋入力支援ソフト」をオプションで利用できる。処方箋入力業務のオペレーションが統一され，スムーズな処方箋入力チェックが実現可能となる。
・処方箋入力支援ソフト紹介ページ：https://www.phchd.com/jp/medicom/pharmacies/yakushimaru

^{(※1)マイナンバーカードおよび健康保険証を利用し，保険資格の有効性を自動的にオンラインで確認する，医療保険の資格確認システムのこと}