X線血液照射装置 RS 3400

（株）インテグラルは【X線血液照射装置 RS 3400】について，2022年に医療機器製造販売承認を取得し販売を開始した。米国製で世界14か国500台以上採用済み。また，納入施設にて見学が可能である。当装置は「省スペース」「4分40秒で照射完了」「異種製品を混合の照射可能」「操作がシンプル」等，様々なメリットがある。
尚，質問及び装置見学希望は，（株）インテグラル事業開発部まで。

新製品【血液照射装置RS 3400】の特長：

◆省スペース，冷却装置用の給排水管工事が不要

冷却装置，電源ユニット共に本体に内蔵しているため，別途「冷却装置」や「高電圧発生ユニット」の設置が不要。よって，本体接地面積84.5×86.0（cm）のみで運転可能である。さらに「冷却装置用の給排水管工事」が不要のため，設置場所の自由度が高い。排熱量が5,444.1kj/hである事も，別途冷却装置の設置が不要な要因である。

◆照射スピード

1回あたり4分40秒で照射完了。（400mL血液製剤で6個まで照射可能）

◆独自の全周囲照射型X線管搭載

X線管から等距離に設置された複数の血液バッグに対し，同時にX線が照射される。また，血液バッグ収納容器（キャニスター ※以下キャニスター）がX線管の周りを観覧車のように周回する独自の方式を採用しているため，X線が血液製剤の全周方向から照射される。

◆異種品の同時照射可能

6つのキャニスターに別々に入れるため，血液バッグが重なることが無く，異種製剤を一度に照射することが可能。キャニスターはカーボンファイバー製で1個あたり約170g。

◆シンプル操作

「照射線量」及び「時間」の設定が不要。3ステップで操作完了。
(1) キースイッチ起動 (2) 血液製剤充填 (3) スタートボタン押す

一般的名称：  血液照射装置
販売名：  血液照射装置 RS 3400
承認番号：  30400BZX00119000
クラス分類：  クラスⅢ 高度管理医療機器 特殊保守管理医療機器（設置）
製造販売元：  （株）インテグラル
本体サイズ：   84.5W ×86.0D×173.4H（cm）