インターシステムズとコア・クリエイトシステムがモバイルに強い電子カルテシステム,FHIRをサポートした新バージョンをリリース

2023-7-11

医療情報システム(電子カルテ)

インターシステムズ


インターシステムズジャパン(株)(以下 インターシステムズ)と(株)コア・クリエイトシステム(以下 コア・クリエイトシステム)は,2023年7月11日,コア・クリエイトシステムが提供する病院向け電子カルテシステム「カルテMan・Go!」及び診療所向け電子カルテシステム「カルテ Man・Go! for Clinic」が,医療情報交換標準規格であるHL7 FHIR※1をサポートした新バージョンをリリースした。

※1 FHIRは,Fast Healthcare Interoperability Resourcesの略で,米国HL7協会が定めた医療情報交換ための標準規格。HL7 およびFHIRは米国HL7協会およびその他の国における登録商標。

「カルテMan・Go!」は,インターシステムズが提供する医療向けデータプラットフォーム InterSystems IRIS for Health(以下,IRIS for Health)を基盤に開発された電子カルテシステムで,PCだけでなく,スマートフォンやタブレットで,またクラウド,オンプレミスでも利用者の求める形で利用でき,同時アクセスの増加や経年によって情報量が増加しても,速い応答速度で運用が可能である。

IRIS for Healthは,医療に特化して開発され,医療ソリューションに求められる拡張性,相互運用性,高レスポンス,高度な分析機能などを提供する,医療サービスおよび医療アプリケーションの開発のためのデータプラットフォーム。医療データの連携と利活用の促進で注目されている医療情報交換標準規格HL7 FHIR対応のアプリケーション開発を加速するさまざまな機能を提供する。

国は,医療DXの推進を目指し,医療施設間での医療情報の共有・交換する仕組み作りの取り組みを進めている。電子カルテで共有する情報として,3文書6情報(3文書:診療情報提供書,退院時サマリー,健康診断結果報告書,6情報:傷病名,アレルギー情報,感染症情報,薬剤禁忌情報,検査情報,処方情報)の標準化が進められており,交換方式としてHL7 FHIR を標準規格として定め,これを電子カルテシステムで対応するが求められている。「カルテMan・Go!」が,FHIRへの対応を完了したことは,さまざまな医療機関での医療情報の共有・交換を可能にし,切れ目のない医療の提供,医療の効率化・安全性と質の向上を促進し,医療DXの推進に貢献するものである。

カルテMan・Go!の使いやすい画面 一覧性,カスタマイズ性に富んだ初期入力画面

カルテMan・Go!の使いやすい画面 一覧性,カスタマイズ性に富んだ初期入力画面

 

今回新しくFHIRに対応した「カルテMan・Go!」は,2023年7月12日~14日に東京ビッグサイトで行われる国際モダンホスピタルショウ2023,インターシステムズブース(小間番号 333)およびコア・クリエイトシステムブース(小間番号214)にて,展示デモンストレーションを行う。

国際モダンホスピタルショウ2023の詳細は下記参照。
https://www.noma-hs.com/

病院向け電子カルテシステム「カルテMan・Go!」の詳細は下記参照。
https://www.corecreate.com/02_02_mango.html

また,診療所向け電子カルテシステム「カルテ Man・Go! for Clinic」の詳細は下記参照。
https://www.corecreate.com/02_06_mangoClinic.html

■宮崎大学医学部 名誉教授 荒木 賢二 氏のコメント:
「ITとDXは,明確に違います。デジタル・トランスフォーメーションは,IT化(デジタル化)に加え,その結果,組織や社会に変革(トランスフォーメーション)をもたらすものです。そのためには,今までできていたことを効率化するだけでは不十分で,今までできなかったことが可能となり,業務そのものが変わっていくことが重要です。具体的には,感染対策,医療安全,栄養管理などのチーム医療が,一病院内ではなく,地域でチームとなることなどが挙げられます。HL7FHIRと,それを素早く実装するIRIS for HealthやカルテMan・Go!は,医療DX推進のトップランナーと言えるでしょう。」

■インタ―システムズジャパン カントリーマネージャー 林 雅音 氏のコメント:
「医療IT基盤技術のグローバルリーダーであるインタ―システムズは,HL7 FHIRの普及のための努力と貢献をして参りました。当社は,FHIR対応アプリケーション開発支援プログラムを提供して,医療情報システムを開発されるパートナー企業様のFHIR対応を強力に支援しています。コア・クリエイトシステム様の電子カルテシステムが,当社の技術を基盤にいち早くFHIR対応された事は,医療情報交換の促進という観点からも大変嬉しく思います。IRIS for Healthで,これからもパートナー企業様のFHIR対応,そしてよりよい医療情報システムの開発をサポートしていきたいと思います。」

 

●問い合わせ先
インターシステムズジャパン(株)
https://www.intersystems.com/jp/

医療情報システム(電子カルテ)

インターシステムズ


TOP