インフォコム（株）は，医療機関向けに提供している「CWS（シーダブリューエス）就業管理システム」について，2024年4月1日施行予定の医師の時間外労働規制に対応した「CWS医師向け限定パック」の提供を7月1日より開始する。

【背景】

同社は，2014年から医療機関に特化した就業管理システム「CWS」の販売を開始し，現在全国250を超える医療機関で利用されている。
時間外労働規制開始にあたり，労働時間が規制を超える可能性のある医師が在籍する医療機関は予め国が指定する評価機関から労働時間短縮のための取組状況等の評価を得た上で，自治体から「特例水準医療機関」の指定を受ける必要があり，この手続きには4カ月以上を要する。
指定を受けるには，医師の勤務時間の把握が適切に行われている必要があるが，医師の勤務形態は宿日直や兼業・副業など極めて複雑であることや，多忙かつ緊急性が求められることなどから多くの医療機関で勤務時間の把握が思うように進んでいないのが実情。一方，規制の開始は約1年後に差し迫っており，医師の勤務実態把握のためのシステム対応が急務となっている。

【概要】

本CWS医師向け限定パックは，医師の就業管理に最低限必要な機能に限定することで，通常6カ月程度の構築期間を要するところ，最短3カ月で導入することができる。

【今後の展開】

本CWS医師向け限定パック導入後は通常の全職員向けCWSに拡張可能なメニューを用意している。同社は本CWS医師向け限定パックについて，今後の医師の時間外労働規制ルールの変更等に応じ機能を調整・追加することにより，より高い利便性を追求していく。

CWS就業管理システム
https://service.infocom.co.jp/healthcare/ope/cws-lp/index.html