富士フイルムメディカル,ワイヤレス超音波画像診断装置「iViz air Ver.5」新発売
AI技術を活用(*1)して直腸の便有無判別をアシストする直腸観察ガイドplusを搭載(コンベックス)

2022-12-1

超音波

富士フイルム


富士フイルムメディカル(株)は,軽量・ワイヤレス・長時間バッテリーで携帯性に優れたエコーの最新バージョン「iViz air Ver.5(リニア/コンベックス)」を2022年12月1日より発売する。iViz air Ver.5コンベックスには,AI技術を活用して開発された,直腸内の便有無の判別をアシストし直腸診断を補助する直腸観察ガイドplus機能が搭載され,さらに在宅医療の現場で使いやすくなった。

タブレット型の本体とワイヤレスの超音波プローブで構成されるiViz airは,軽量・ワイヤレス・長時間バッテリーで携帯性に優れており,様々な医療現場で簡単にエコーを使用できる簡便性から,在宅医療においては,褥瘡,嚥下,排泄の管理などで活用が広がっている。多くの高齢者が日常的な便秘症を患っているとされるが,特に,高齢の在宅患者の便秘症の有病率は高く,エコーで直腸の便の有無や,形状や硬さを可視化し,適切な治療方針の選択を行うための取り組みが進められており,在宅医療や訪問看護の現場においては便秘症診療に役立つエコーが求められている。

iViz air Ver.5コンベックスは,AI技術を用いて開発された直腸観察ガイドPlus(便有無判別アシスト機能)を搭載している。本機能は直腸をスキャン中に,便および空虚な直腸を検出してその位置を表示し,直腸診断の補助を行う。さらに,「便なし」「便あり」「硬便」の典型的な画像を参考にしながら便性状の評価を行い,その後の処置方法の選択に役立てることができるアノテーションとあわせて,レポート作成も簡単に行える。難しい操作不要で直腸の便を可視化できるため,エコーの経験が浅いスタッフの方も簡単に使用できる。

また,今回の最新バージョンには,検査履歴画面からUSBメモリへダイレクトに出力できるUSBダイレクト出力機能や,患者との画像共有,他医師やインターンへの超音波手技の教育・トレーニングを目的とした外部モニタ出力機能(*2)2が新たに搭載され,さらに画像を連携・共有がしやすくなった。

*1 AI(人工知能)技術のひとつであるディープラーニングを設計に用いた。導入後に自動的にシステムの性能や精度が変化することはない。
*2 外部モニタへの表示機能は,診察室での患者との画像共有,他医師やインターンへの超音波手技の教育・トレーニングを目的としており,外部モニタへ表示した画面での診断を目的としたものではない。

1. 品名

iViz air
販売名:FWUシリーズ
認証番号:301ABBZX00003000

2. 発売日

2022年12月1日

3. 主な特長

(1)AI技術を活用して開発された直腸観察ガイドplus機能を搭載(iViz air Ver.5コンベックス)
AI技術を用いて開発された直腸観察ガイドPlus(便有無判別アシスト機能)を搭載。本機能は直腸をスキャン中に,便および空虚な直腸を検出してその位置を表示し,直腸診断の補助を行う。さらに,「便なし」「便あり」「硬便」の典型的な画像を参考にしながら便性状の評価を行い,その後の処置方法の選択に役立てることができるアノテーション機能とあわせて,レポート作成も簡単に行える。

ワイヤレス超音波画像診断装置iViz air Ver.5

 

(2)USBダイレクト出力機能と教育・トレーニングを目的とした外部モニタ出力機能が新搭載
検査履歴画面からUSBメモリへダイレクトに出力できるUSBダイレクト出力機能や,患者との画像共有,他医師やインターンへの超音波手技の教育・トレーニングを目的とした外部モニタ出力機能が新たに搭載され,さらに画像を連携・共有がしやすくなった。

 

●問い合わせ先
富士フイルムメディカル(株)
マーケティング部
TEL 03-6419-8033

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