医療の課題解決に取り組むGEヘルスケア・ジャパン（株）（以下GEヘルスケア）は，多くの顧客の意見および要望に応え，2003年より日本で発売を開始した超音波検査用ゲル「LOGIQLEAN」のパッケージデザインのリニューアルを行い，2022年11月10日より特別サイトを開設した。超音波機器の使用による精密な検査に貢献することはもちろん，機器を使用される医療従事者の皆様の使い勝手，また患者の使用感などにも細心の注意を払い，GEヘルスケアが花王プロフェッショナル・サービス（株）と連携して本製品を共同開発した。年間出荷数は30万本^[1]を超えている。

GEヘルスケアでは，大学病院などの研究施設を中心に利用されているハイエンドの機種から，在宅や災害時などの遠隔地で利用する持ち運び可能なポケットサイズの機種まで，超音波検査の高まるニーズに応える豊富な製品ラインナップを提供している。それと同時に，個々の装置の強みを最大限に活かすことができるようゲルの品質向上に努め，また，ボトルのサイズや使用感にも多様性を持たせるなど工夫を続けている。ボトルにゲルが垂れにくい逆止弁を組み込んだり，利用した分だけ詰め替えられプラスチックの削減にもつながるパウチタイプや，ポケットサイズ超音波装置用のミニボトルをラインナップに追加するなど，異なる使用環境に対応するべく，使い勝手を重視したデザイン開発を目指してきた。

今回のリニューアルは，GEヘルスケアが進めるSDGsの取り組みにも貢献している。GEヘルスケアでは持続可能な開発目標（SDGs：Sustainable Development Goals）の実現に賛同し，中でも日本が掲げる「SDGsアクションプラン2022」の重点事項にある「Planet地球：地球の未来へ貢献」においては，クリーンエネルギー対策の強化やプラスチックごみ対策などを中心に様々な取り組みを行っている。GEヘルスケアが提供する製品やソリューションの開発や製造，国内外への出荷を手掛けるGEヘルスケア日野工場^[2] はリーンをリードする工場として世界的な貢献を行っており，その中の１つの取り組みとしてSDGsの実現に向けたプロジェクトがある。今回のリニューアルは，このプロジェクトにおける重要な柱の1つとして位置づけられ，医療従事者の皆様，その先にいる患者のために持続的な医療の提供を実現するべく貢献することが意図されている。

「LOGIQLEAN」リニューアルプロジェクトを統括したライフサイクルソリューション本部長である大成　学志氏は次のように述べている。「患者さんが求めるより質の高い医療を提供するべく医療従事者の皆様を支援させていただくなかで，革新的な医療機器やデジタル・AIソリューションを提供することに加え，持続的な医療の提供，ひいては持続可能な社会の創造に貢献することも私たちの重要なミッションとしてあります。今回は，本当に多くのお客様よりご意見や感想を寄せていただき，使い勝手や環境への影響などにより着目してリニューアルを行うことができました。改めてお礼を申し上げると同時に，テクノロジーの革新をリードする企業として，より良い社会の創造に引き続き貢献してまいります。」

LOGIQLEAN紹介サイト
https://www.gehealthcare.co.jp/clinic/LOGIQLEAN

^{[1] パウチ出荷数をボトル換算した本数を含む
[2] 第４次産業革命をリードする日本初の工場として世界経済フォーラムより「Lighthouse：灯台」として2020年に登録された。}