（株）メドレー（以下，メドレー）は，（株）NTTドコモ（以下，ドコモ）と共同運営するオンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」に，ドコモが提供する電子お薬手帳サービス「おくすり手帳Link」が2023年9月30日をもってサービス統合されることを発表した。あわせて，ドコモ提供の薬局向け管理システムを利用している薬局には，「CLINICS」と連携するメドレー提供のかかりつけ薬局支援システム「Pharms」の導入が推奨される。
これにより，「おくすり手帳Link」利用者はより多機能なサービスの利用が可能となるため，患者の医療体験向上や薬局の業務効率化が期待できる。

ドコモの「おくすり手帳Link」は，薬局による効果的な服薬指導の実施ができるほか，処方箋の事前送信により，店頭での待ち時間短縮が可能な薬局・薬剤師および患者向けのサービスで，患者向けアプリは現在約56万人に利用されている。

メドレーとドコモは2021年12月7日より，オンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」の共同運営を開始しており，その取り組みの一環として，さらなる医療サービスの利便性向上を目的にお薬手帳機能も備える「CLINICS」への統合を実施する運びとなった。

統合先となる「CLINICS」や「Pharms」では，「おくすり手帳Link」の有するお薬手帳や処方箋事前送信機能に加え，オンライン診療・服薬指導や対面診療の予約，服薬フォローアップ機能など，より充実した機能を搭載している。

■「おくすり手帳Link」から移行する顧客が利用可能になる機能

患者向け：オンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」
「おくすり手帳Link」に登録されているデータを「CLINICS」へ移行可能。また，診療所や病院を受診する際のオンライン診療や対面診療の予約，オンラインでの事前問診，診療費のアプリ決済なども利用可能となる。

薬局向け：かかりつけ薬局支援システム「Pharms」
オンラインでの事前問診，オンライン服薬指導，SMSやアプリを通じた服用フォローアップ，薬代や配送料のアプリ決済が可能となる。
メドレーは，引き続きドコモと協力し，患者が医療ヘルスケアを使いこなせる未来の早期実現に向けて取り組んでいく。

＜オンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」について＞
インターネットを通じて，自宅や職場からいつもの医師との診察，薬剤師との服薬指導を受けることができるサービス。診察料・薬代などはクレジットカードで決済され，オンラインで処方された薬は自宅などに直接届けられる。
【URL】https://clinics-app.com

＜かかりつけ薬局支援システム「Pharms」について＞
「患者とつながる，地域とつながる，業務がつながる」をコンセプトとした「かかりつけ薬局支援システム」。3つのつながりを実現することで，門前薬局からかかりつけ薬局への転換を支援する。
【URL】https://pharms-cloud.com