レイヤードとエムティーアイが 『CLINIC BOARD』を活用したサービス提供で業務提携
ベンチマークデータと比較できる医院経営分析レポートサービスを開始予定

2022-7-19

レイヤード


(株)レイヤード (旧:メディアコンテンツファクトリー)と,(株)エムティーアイは,7月1日付けで,エムティーアイが提供するクリニック・診療所の経営指標を可視化する経営分析サービス『CLINIC BOARD』を活用したベンチマーク比較コンサルティングサービス (以下 「本サービス」)の共同事業を目的とした業務提携 (以下「本業務提携」)」を行った。本サービスは2022年8月の提供開始を目指している。

●本業務提携の背景

人口減少に起因する医療機関あたりの患者数の減少や2022年より導入されたリフィル処方箋などを背景に,医療機関の経営は年々厳しくなっており,経営管理の重要性は増している。しかし,多くのクリニックではクリニック経営に必要なデータの収集や分析,データに基づいた改善等ができていないなど,課題感を抱える医院経営者が増える一方,何から手をつけていいのかがわからないという声が一定数あった。
※症状が安定している患者について,医師の処方により医師及び薬剤師の適切な連携の下,一定期間内に反復利用できる処方箋

●本業務提携により提供するサービス内容

『CLINIC BOARD』では医院経営に必要なデータの収集・分析を行い,自院の経営状況を簡単に確認・把握できるサービスを構築した。自院の経営数値を一覧として見える化することはもちろん,本業務提携により,『CLINIC BOARD』に蓄積されてきた全国の医療機関の経営数値をベンチマークデータとして活用し,より詳細に自院のデータと比較することで,医院経営の現在地を確認しながら,今後取り組むべき経営課題を明確にすることができる。
※本サービスで活用される『CLINIC BOARD』のデータは,個人や医療施設を特定できない形式で収集・分析している。

経営分析OVERVIEW

 

経営分析レポート【患者数】

 

1) 分析レポートの提供
自院のレセプトデータをアップロードし,各種経営数値をまとめる。自院の数値と,『CLINIC BOARD』 に蓄積されたクリニックの経営数値の平均値,および,その中で経営が好調なクリニックの経営数値をベンチマークデータとして用意。クリニック経営数値の平均値は,より自院の状況に即したデ ータと比較できるよう,診療科目や立地条件,経営年数等,自院と近い条件にて抽出し,その平均値をベンチマークデータとして比較し,まとめたレポートを提供する。

分析できる経営数値
保険収益/レセプト単価/診療単価/延べ患者数/新規患者数/新規患者割合/診療科目ごとに注目すべき医療行為の点数

経営分析レポート【収益】

 

2)簡易コンサルティングサービス
レイヤードのオプションサービスとして簡易コンサルティングサービスを提供する予定。コンサルタントが分析レポートの内容に基づき課題を明確化し,自院の状況に合わせた目標設定や戦略立案をサポートする。

●今後の展開

まずは本サービスを2022年8月β版の提供を開始予定。 さらに,将来的には,レイヤードが展開するWEB問診 SymView等のデータも『CLINIC BOARD』に取り込めるシステム連携を検討している。 医院経営に関連するデータを集約・一元管理することで,専門性の高い経営知識やノウハウがなくても,基本的な経営管理ができるサービスを目指して拡充をはかっていく。

『CLINIC BOARD』について
エムティーアイが提供する『CLINIC BOARD』は,クリニック・診療所向けの経営分析・PRM (ペイシェント リレーションシップ マネジメント)支援システム。レセプトデータを中心に,各種データを取り込むことで,クリニック経営における重要指標を簡単に把握することができる。従来,電子カルテやレセコンでは難しかった診療圏や患者の来院状況の把握も可能とし,医療機関のマーケティング施策の立案・実行・評価も支援する。
サービスサイト:https://clinicboard.jp/

 

●問い合わせ先
(株)エムティーアイ
https://www.mti.co.jp/

(株)レイヤード
https://layered.inc/

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