LGエレクトロニクス・ジャパン,医用モニターの新モデル,21.3インチの3MP IPS診断用モニター「21HQ513D-B」を10月下旬より発売
2021-10-7
LGエレクトロニクス・ジャパン(株)は,医用モニターの新モデルとして,21.3インチの3MP IPS診断用モニター「21HQ513D-B」を2021年10月下旬より発売する。
同社は,2019年より日本で試験的に導入してきた医用モニターを今年3月より本格展開。大型モニターや高解像度モニターなどのハイエンド製品で高いマーケットシェアを誇り,信頼されるブランドとして認知されつつある同社だからこそ提供できる,高品質かつ豊富なラインアップを取り揃えている。
「21HQ513D-B」は,21.3インチの3MP IPS診断用モニターとして,用途に応じてモニターの解像度を2MP/3MPで選択できる「マルチ解像度モード」や,顕微鏡を直接見たときに近い,高精細で正確な色合いの表示が可能な「病理学モード」をはじめとする画像処理機能を多数搭載。
暗室でも紙文書などの確認が同時にできる「ダウンライト&ウォールライト」機能など,モニター操作をより効率的に,ワークフローの中断を最小限にとどめるための機能,そして人間工学に基づいたデザインで快適な作業空間を実現した製品。
なお同社の医用モニターは,医用画像の適切な表示品質や安全性の向上を目的として社団法人日本画像医療システム工業会(JIRA)が策定した「JESRA X-0093」の管理グレード1Aに対応し,医用モニターとしてハイクオリティの再現力を医療現場の最前線に導入できるよう,徹底した品質管理に取り組んでいる。
製品に関する詳細や,購入の問い合わせは,同社ホームページを参照。
https://www.lg.com/jp/business/medical-monitor
●主な特長
【精密な画像処理】
フロントセンサーによるキャリブレーション
フロントセンサーを搭載することで,その場でキャリブレーションが可能。別途で測定機器を用意する必要がない。定期的にキャリブレーションを行うことで,経年的な劣化を防ぎ,医用画像を安定した画質で高精度に表示する。
マルチ解像度モード
用途に応じてモニターの解像度を2MP/3MPで選択できる。
病理学モード
高精細で正確な色合いが,顕微鏡を直接見たときに近い表示を実現。より正確な診断を行うことができる。
【ワークフローを効率化】
人感センサー
一定の時間,人感センサーが周囲の動きを検出しなかった場合,自動的に画面をオフにする。節電はもちろん,患者情報などの機密データを保護する。
フォーカスビュー
医用画像の特定の部分をより詳細に確認できるフォーカスビューモードを搭載。より正確で効率的な診断を行うことができる。
ダウンライト&ウォールライト
暗室でも紙文書などの確認が可能。モニターの明るさや周囲の環境に合わせて室内の照明をつけなくても,快適に作業ができる。
5つのホットキー
映像モード,画面の解像度,照明の設定を手早く切り替えることができる。画面のメニューから選択するよりも,気軽に切り替えられ,ワークフローの中断を最小限にとどめる。
【人間工学に基づいた快適な作業空間】
自動輝度センサー
周囲の環境に応じて画面の明るさを自動的に調整。画面を最適な明るさで表示することで,目の負担を軽減させる。
デイジーチェーン対応
DiplayPort出力端子を搭載し,2台のモニターをデイジーチェーンで接続できる。また,USB3.0アップストリーム/ダウンストリームをそれぞれ2ポート搭載。ケーブルの付け替えの手間を軽減し,配線がシンプルになることでデスク周りをすっきりとさせる。
人間工学に基づいたデザイン
110mmの高さ調整と,前:-5゚~後:20゚のチルトに対応。姿勢や使用環境に合わせた画面の配置が可能。また,左右どちらにも回転するピボット機能に対応しており,2台接続時にフレーム側を合わせれば継ぎ目の少ない画面配置ができる。
●問い合わせ先
LGエレクトロニクス・ジャパン(株)
https://www.lg.com/jp