オリンパス,高感度CMOSイメージセンサーを搭載 気管支ビデオスコープ「BF-H1200」「BF-1TH1200」を発売

2021-2-15

内視鏡

オリンパス


気管支ビデオスコープ OLYMPUS BF-H1200

気管支ビデオスコープ
OLYMPUS BF-H1200

オリンパス(株)は,気管支ビデオスコープ「BF-H1200」,「BF-1TH1200」を2021年2月 16日(火)から国内で発売する。本製品は,口から挿入して肺や気管支を観察・診断する際に使用するスコープで,主に肺がんなど病変の診断や喀痰(かくたん)吸引,気管支内の異物除去などに用いられる。今回発売する「BF-H1200」は,スコープ先端外径の細径化,鉗子チャンネル径※1 の拡大,画質向上のすべての性能を向上させた検査から処置まで幅広く使用できる汎用モデル。また「BF-1TH1200」は,より幅広い処置に対応したモデルです。従来品※2 と比べ,ハイビジョン画質化,また鉗子チャンネル径を維持したままスコープ先端外径の0.1mm細径化により,スムーズな処置をサポートする。

※1 内視鏡に挿入した処置具を,内視鏡の先端部から出すための穴。
※2 気管支ビデオスコープ OLYMPUS BF-1TQ290

●発売の背景

近年増加している呼吸器疾患に対し,気管支内視鏡は患者にとって低侵襲な検査,処置を行う機器として広く普及している。それぞれの疾患に対し,より患者の負担が少ない検査,処置を行うため,高画質,スコープ先端外径の細径化,鉗子チャンネル径の拡大といったスコープ性能の向上が求められている。また社会環境の変化に伴い,医療現場では検査の効率化や,術者の負担軽減が重要視されている。
同社はこのような背景を受け,検査から処置まで幅広く使用できる汎用モデルの「BF-H290」と「BF-Q290」を,また処置用モデルの「BF-1TQ290」を提供してきた。今回,より術者のニーズに応えるため,汎用モデルである「BF-H290」と「BF-Q290」のそれぞれの特長を兼ね備えた「BF-H1200」と,処置用モデルの「BF-1TQ290」の性能をより向上させた「BF-1TH1200」を開発した。

●主な特長

1. 高感度CMOSイメージセンサーにより,低ノイズハイビジョン画質の実現(BF-H1200,BF-1TH1200)
高感度CMOSイメージセンサーの採用により,ノイズが低減されたハイビジョン画質を実現した。これにより,さらに質の高い観察をサポートする。

2. スコープ先端外径の細径を維持しつつ,鉗子チャンネル径の0.2mm拡大により,吸引性能の向上に寄与(BF-H1200)
従来品「BF-H290」のスコープ先端外径と比較して,1.1mmの細径化を図った。一方,従来品「BF-Q290」と比較して,高画質化を実現しながら同等のスコープ先端外径を維持した。また従来品2機種の鉗子チャンネル径と比べ,0.2mm拡大させることで,処置具を挿入した状態でも,痰や血液などの短時間での吸引をサポートする。

3. 鉗子チャンネル径を維持しつつ,スコープ先端外径を0.1mm細径化(BF-1TH1200)
処置用に適した3.0mmの鉗子チャンネル径を維持したまま,従来品「BF-1TQ290」と比べスコープ先端外径を0.1mm細径化した。幅広い処置具の使用を担保し,スムーズな処置をサポートする。

気管支ビデオスコープ OLYMPUS BF-1TH1200

気管支ビデオスコープ OLYMPUS BF-1TH1200

 

●問い合わせ先
オリンパス(株)
https://www.olympus.co.jp

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