JVCケンウッド,30.9型1200万画素カラー液晶モニター「CL-S1200」を発売
2020-11-19
(株)JVCケンウッドは,JVCブランドより,医用画像表示モニター「i3シリーズ」の新ラインアップとして30.9型1200万画素カラー液晶モニター「CL-S1200」を2021年1月下旬より発売する。
医用画像診断の現場において,CT・CR/DR・MRI・超音波・マンモグラフィ・病理など,さまざまな医用画像は,その用途や解像度に応じて異なるタイプの医用モニターが必要とされている。さらに近年では,医用機器の進化により大量の画像データが取り扱えるようになったことで,医師は医用モニターを複数台並べて診断することが増え,読影作業への負荷がかかっていた。
そこで同社は,放射線画像診断で利用される医用モニターとしては業界最高水準※1となる1200万画素(水平4200x垂直2800)の高解像度を実現する30.9型1200万画素カラー液晶モニター「CL-S1200」を発売する。
本機は,マンモグラフィ画像の二画面表示や,CT・MRI・超音波・病理などのさまざまな医用画像を1台で効率よく表示でき,医師の作業効率化や負担軽減,またスペースの有効活用にも貢献する。また,手が触れる頻度が高い筐体部分に抗菌※2コーティングを実施。さらに衛生管理に配慮したデザインを採用することで,院内の感染予防対策もサポートする。
●主な特長
1.30.9型のワイドな画面領域で業界最高水準※1の1200万画素(水平4200x垂直2800)の高解像度を実現
30.9型のワイドな画面領域で業界最高水準※1の1200万画素(水平4200x垂直2800)の高解像度を実現することで,マンモグラフィ画像の二画面表示だけでなく,CT・MRI・超音波・病理など,さまざまな画像を同時に表示でき,自由なウィンドウレイアウトを可能にする。
2.手が触れる頻度が高い箇所への抗菌※2対策に加え,清掃しやすく衛生管理に配慮したデザインを採用
画面の位置調整時など手が触れる頻度が高い筐体部分に抗菌※2コーティングを施した。また,操作キー部については,簡単に貼り付けができる抗菌※2機能を持ったフィルムも付属。菌の増殖を防ぎ,感染リスクを軽減する。さらに,液晶面を低反射ガラスフィルターで覆い,凹凸や隙間の少ないノイズレスデザインを採用。画面の向きを左右に大きく動かせるスイーベル機能と合わせて本体の拭き取りや除菌作業がしやすいようにしている。
3.モノクロ画像/カラー画像を最適な階調で表示する「ダイナミックガンマ機能」
「ダイナミックガンマ機能」(特許第6277984号)により,画面内に混在するモノクロ画像とカラー画像をピクセル単位で自動識別し,それぞれの画像に最適な階調で表示する。超音波や内視鏡,病理,核医学といったさまざまなカラー画像を簡単な操作で,リアルタイムかつ最適に表示する。
4.輝度・色度の経時変化を自動補正し,安定した輝度と色表示を実現
輝度・色度安定化システムの搭載により,輝度と色度をリアルタイムに自動補正する。モニター画面上に固定式のカラーフロントセンサーを装備し,可動式のフロントセンサーでは難しい色度の常時計測を実現。長期間の使用によって変化する色度も補正する。
5.輝度・コントラストを最大値まで引き上げ,視認性を向上させる「ターボルミナンス機能」
「ターボルミナンス機能」により30秒間,画面輝度とコントラストを最大値まで引き上げる。識別できるグレースケール階調を拡大させるため,低コントラストの病変を見つける必要があるマンモグラフィ画像診断にも貢献する。
6.見たい部分を集中して観察できる「ビジュアルポイントモード機能」
簡単な操作で関心エリアを集中して観察できる「ビジュアルポイントモード機能」を搭載。見え方は,4種類のレイアウトから選択できる。また,「ターボルミナンス機能」との併用も可能。
7.モニター背面と底面にライトを搭載,暗い部屋での読影をサポート
モニター背面に搭載されたライトは,間接照明として目に優しい環境照度を提供。底面に搭載されたライトは,手元にあるキーボードやマウスなどを照らす。ライトはどちらも明るさの調整が可能で,暗い部屋での作業をサポートする。
※1:2021年1月下旬発売予定,放射線画像診断で利用される医用モニターとして(2020年11月19日現在,同社調べ)。
※2:全ての菌に対して抗菌効果を有するわけではない。抗菌コーティングはスタンドおよびガラスフィルターを除く。
●問い合わせ先
(株)JVCケンウッド ヘルスケア事業部
TEL 045-450-1890