メドレー,順天堂大学が実施するオンライン診療に関する厚生労働科学特別研究事業に参加
-「CLINICSオンライン診療」を活用する医療機関が研究に協力-
2020-6-8
(株)メドレーは,順天堂大学革新的医療技術開発研究センターが令和2年度厚生労働科学特別研究事業として実施する「高血圧外来におけるオンライン診療の有用性:クラスターランダム化比較試験」(以下「本研究」)に参加する。
メドレーは,「CLINICSオンライン診療」を活用して高血圧患者の診療を行っている医療機関と連携し,円滑な研究の推進を支援していく。
■本研究について
【研究テーマ】
「高血圧外来におけるオンライン診療の有用性:クラスターランダム化比較試験」
【実施期間(予定)】
2020年5月29日〜2021年3月31日
【研究実施機関】
「CLINICSオンライン診療」を利用している一般診療所
【研究代表者】
順天堂大学 革新的医療技術開発研究センター 准教授 ⻄﨑 祐史 氏
【実施背景と目的】
高血圧は,糖尿病や喫煙と並び,生活習慣病に伴う死亡に影響を与える因子の一つ。外来通院を基本とする高血圧治療だが,急速に進行する高齢化などによって,近い将来,外来通院困難な高齢患者が増加することが予想される。その対策としては訪問診療という手段も考えられるが,急速に拡大する高齢者医療を全て支えられるほど,現時点での在宅医体制は充実しているわけではない。そのため,可能な限り外来通院の負担を減じる対策を講じる必要があり,その対策の一つとしてオンライン診療が考えられる。しかし,高血圧は,2020年度診療報酬改定においてオンライン診療料の対象となっているものの,保険による診療では基本的に3ヶ月に1回の対面診療が要件となっている。
そこで,本研究によって,現在「オンライン診療料」の算定要件の一つである 3ヶ月に1回の対面診療の必要性について検証し,今後の診療報酬要件の検討に資するデータ創出を目指す。
■「CLINICS(クリニクス)」について
離れた場所にいる医師と患者をビデオチャットでつなぐ「オンライン診療・相談」をスムーズに実施するための各種機能を備えた,利用医療機関数No.1のオンライン診療システム(※)。2016年2月の提供開始以降,全国の診療所や大学病院などで幅広く導入されている。
https://clinics.medley.life
※出典元:「2020年版 医療ITのシームレス化・クラウド化と医療ビッグデータビジネスの将来展望 No.1 医療IT・医療情報プラットフォーム編」(富士経済社,2020年1月7日)
●問い合わせ先
(株)メドレー
https://www.medley.jp/