医療用フェイスシールド

ソニー（株）は，新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の治療に従事している国内の医療関係者への支援施策として，医療用フェイスシールドの製造と無償提供および人工呼吸器の生産支援を開始することを決定した。

●医療用フェイスシールドの製造および寄贈

メディカル部門で手掛けている医療用3Dモニター用アイシールドをフレーム部に流用し，医療用フェイスシールドの製造を開始した。医療機関等の応募受付や本品の配送において，エムスリー（株）と連携する。同社の運営する医療従事者向けのウェブサイトにて5月8日より日本全国の医療機関等からの応募を募り，5月中旬以降，週に約5,000セット（フレーム約5,000本，シールド約5万枚），合計約40,000セットが寄贈される。

医療用フェイスシールド応募サイト（医療従事者向け）
https://m3comlp.m3.com/lp/m3comlp/covid19_relief_supplies_open

●人工呼吸器の生産支援開始

ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ（株）において，人工呼吸器の生産支援を行う。アコマ医科工業（株）と提携し，同社が開発・設計した人工呼吸器の生産を受託する。7月より量産を開始し，9月中に500台を生産する計画。この人工呼吸器の生産支援は日本政府の呼びかけに対応するものであり，今後も状況に応じて，他の人工呼吸器メーカーからの生産受託の可能性を検討していく。

アコマ医科工業（株）
成人用人工呼吸器ART-21EX