フィリップス,パフォーマンスが向上した「CT 5000 Ingenuity」と「CT 6000 iCT」を発売
ワークフローとセキュリティを強化し,心臓CT検査における診断品質を84%から90%へ向上 [1]。
2020-4-6
(株)フィリップス・ジャパンは,RSNA2019(第105回北米放射線学会)で発表したPhilips CT 5000 IngenuityおよびPhilips CT 6000 iCTの国内販売を開始する。
同社では,顧客毎に異なる課題を解決するためのCTソリューションとして,2層検出器を搭載した最上位モデルIQon Spectral CT,さらにはTube for lifeという新しいコンセプトを掲げたIncisive CTなどをすでに販売している。今回CT 5000 Ingenuity,CT 6000 iCTが製品群に加わり,臨床,運用,財務,安全性の観点から,幅広いソリューションを提供することで顧客のさまざまな課題を解決する。
●CT 5000 Ingenuity,CT 6000 iCTの主な特長
・画像再構成時間の短縮
同社従来製品に比べて最大1.6倍高速化(同社比)。
・運用効率の向上[2]
寝台移動制御および画像再構成の効率性が向上し,検査時間を最大24%短縮。ユーザーインターフェイスの改善により,検査中に開くページ数や選択項目を簡素化。同社従来製品よりもクリック数が最大66%減少。
・最上位機種と同じ逐次近似再構成(IMR Platinum)の搭載が可能
最大90%ノイズ低減が可能[3]。低被ばくおよび高画質の両立を実現。
・サイバーセキュリティ強化
Windows 10の導入により,大切な患者情報やシステムを守るためのセキュリティを強化。
この他,CT 5000 Ingenuity,CT 6000 iCTには最上位機種でも搭載されているデジタルタイプの検出器NanoPanel Elite,ノイズ低減率最大55%の逐次近似応用再構成法iDose4,金属アーチファクト除去再構成法O-MARが標準搭載されており,低被ばく高画質を実現するCT検査をサポートする。また,選択率の高いオプションのパッケージ化により,低コストのソリューションを提供する。
* 掲載の内容にはオプションを含む。詳細は同社営業担当者に問い合わせ。
[1] Philips (2017). Improved cardiac results with Ingenuity CT in a real-world setting.
[2] マルチフェーズ肝臓CT検査を使用した研究
[3] MEDICAL PHYSICS INTERNATIONAL Journal 2013-02-p147
●問い合わせ先
(株)フィリップス・ジャパン
ブランドコミュニケーション部
TEL 03-3740-5896
www.philips.co.jp/healthcare