エムスリー,聖マリアンナ医科大学病院と新型コロナウィルス感染疑い症例への遠隔による画像診断支援サービスの無償開始
-アリババ,NOBORIとの共同支援プロジェクト-
2020-4-3
エムスリー(株)(以下,「エムスリー」)は,聖マリアンナ医科大学病院による新型コロナウィルス感染症(以下「新型肺炎」)疑い症例の診断を支援するため遠隔による胸部CT検査画像の無償画像診断支援サービスの運営を開始する。
●背景
現在拡大する新型肺炎において,今後,多くの医療機関において疑い症例が発生する可能性があると想定される。その上で,新型肺炎の診断においては,PCR検査をはじめとして臨床症状や検査データとともに画像所見も重要な意義を持つと考えられている。一方で,全国の診療現場においては,画像診断を有効活用できていない状況も推察される。聖マリアンナ医科大病院では,従前より救急診療における画像診断活用に注力しており,24時間365日稼働している放射線部門や救命救急センター等に経験豊富なスタッフが在籍している。昨今の新型肺炎の拡大を受け,本プロジェクトとして,新型肺炎の拡大収束の早期実現に向け,全国の診療現場の支援をできればとの想いのもと,サービスの開始に至った。
●本取組の概要
エムスリーが運営する医療従事者向け情報サイトm3.com の新型コロナウィルス特設ページよりアクセスできるWebページにて利用できる。同Webページから新型コロナウィルス感染症疑い症例の匿名化済み胸部CT検査画像(肺野条件)を送付し,検査データはセキュアな通信環境下で聖マリアンナ医科大学病院の協力医師が判定を行う。結果は同Webページを通じ,確認をすることができる。
本サービスについては,聖マリアンナ医科大学病院が読影体制を構築・提供する。尚,アリババグループのデータインテリジェンスの中核であるアリババクラウド,同グループの先端技術研究機関であるアリババDAMOアカデミー,同グループのヘルスケア・プラットフォームであるアリババヘルス,医療情報クラウドサービスを提供する(株)NOBORI,インターネットを利用した医療情報発信プラットフォームを手掛けるエムスリーが本サービスを支援している。
●問い合わせ先
エムスリー(株)
https://corporate.m3.com/