日本シグマックス,「ポケットエコー miruco(ミルコ)」リニアプローブ搭載モデル追加発売
2019-8-6
日本シグマックス(株)は,低コストで導入できるエコー装置として販売中の「ポケットエコー miruco(ミルコ)」に,リニアプローブ搭載モデルを追加した。2019年9月中旬より,全国の医療機関向けに発売する。
「エコーをもっと身近なものに」というコンセプトで2016年7月に発売した超音波画像診断装置「ポケットエコー miruco」は ,3.5MHzコンベックスプローブとタブレット表示器という非常にシンプルなユニット構成と,コンパクト・低価格という特長で腹部エコーを中心とした用途で多くの顧客に利用されている。
今回追加で搭載した「10MHz リニアプローブ」は,「運動器」「皮下組織」「頚部」「末梢血管」「肺」など,比較的浅い組織の描出に適した設定とした。
低価格でシンプル,さらにリニアプローブの搭載によって,より多くの医療従事者に様々な用途でエコーの利用が広がることを期待している。
●「ポケットエコー miruco 10MHz リニアプローブ」製品特長
特長1:低コストで導入可能
タブレット表示器+リニアプローブ(10MHz)+附属品というシンプルな構成で,標準小売価格298,000円(税別)。低価格を実現するため訪問デモンストレーションを行わず,短期レンタル(有料)で実機を試すことができる。
特長2:コンパクト設計で持ち運びが楽
片手で持てて画像が見やすい7インチディスプレイのタブレット(195mm×102mm)を使用。プローブも一緒に白衣やエプロンなどのポケットに入るコンパクト設計で,合計の重さも500g以下(プローブとタブレット表示器の組合せ)と,持ち運びが楽にできる。
特長3:操作が簡単ですぐに使用可能
起動はプローブのケーブルをタブレットに挿すだけ。わずか数秒ですぐに使用できる。観測部位の設定は2つのボタンから選択するだけでよく,直感的に操作が可能(運動器⇀表在⇀経鼻胃管⇀末梢血管⇀肺)。表示は分かりやすい日本語で,操作に迷うことがない。
特長4:2点間距離計測機能を装備
画像内の任意の位置を指で合わせることで,2点間の距離を計測できるため,対象物の大きさや距離の変化を把握することができる。
特長5:約3時間連続使用可能で様々なシーンに対応
連続動作時間はフル充電時で約3時間と,病棟,往診,訪問看護など,使用シーンや場所を問わずいつでもどこでも使用することができる。 ※充電しながらの使用はできない。
特長6:通信を使って画像共有が可能
無線LAN(Wi-Fi等)使用環境下であれば,画像のメール送信が可能。またUSB接続でパソコンに画像を保存したりすることができ,現場からの速やかな情報・画像の共有や,現場での判断に活用できる。 ※通信環境は別途必要となる。
製品名:「ポケットエコー miruco(ミルコ) 10MHzリニアプローブ」
タブレット表示器/10MHz リニアプローブ/接続ケーブル・充電用アダプタ/
超音波ゲル/その他の付属品
発売日:2019年9月中旬
●本体セット販売価格
29万8千円(税別)
●問い合わせ先
日本シグマックス(株)
https://www.sigmax-med.jp/medical/miruco_info/9763