オリンパス,ディスポーザブル吸引生検針「ViziShot 2」に新たなラインアップを追加
〜肺がんの確定診断に対するニーズに幅広く対応〜
2019-2-8
ディスポーザブル吸引生検針
「ViziShot 2 (ヴィジ・ショット・ツー)」
オリンパス(株)は,肺領域で使用するディスポーザブル吸引生検針「ViziShot 2 (ヴィジ・ショット・ツー)※1」に新たなラインアップを追加し,2019年2月8日(金)から国内で発売する。
ViziShot2は,「超音波気管支ガイド下針生検(以下,EBUS-TBNA)」という手技を行う際に使用する針(処置具)。本手技では,超音波内視鏡を用いて肺のリンパ節や病変に針を刺し,検体を採取する。採取した検体を用いて病理診断を行い,分子標的薬治療※2や免疫療法※3の適用など,今後の治療方針を決定する。
今回,2017年2月に発売したディスポーザブル吸引生検針「ViziShot 2」の新たなラインアップとして,細径(25G)の針を発売する。これにより,これまで穿刺が困難だった気管支へのアクセスをサポートし,EBUS-TBNAの診断精度のさらなる向上に貢献する。
※1 本製品の愛称。販売名は以下「発売の概要」を参照
※2 ゲノム・分子レベルでがん細胞の特徴を認識し,がん細胞の増殖や転移を行う特定の分子のみに作用する薬を投与する治療法。
※3 体の中に侵入した異物を排除する能力(免疫)を高めることでがん細胞を排除し,がんを治療する方法。 免疫が弱かったり,がん細胞が免疫にブレーキをかけたりすると,がん細胞を排除できず増殖していく場合もある。
●発売の概要
販売名:ディスポーサブル吸引生検針 NA-U401SX-4025N(愛称:ViziShot 2:ヴィジ・ショット・ツー)
発売予定日:2019年2月8日(金)
●主な特長
1. 針を細く,かつ柔軟性を向上させたことにより,スムーズな手技の実現をサポート
既存のViziShot2に比べ針を細く,かつ柔軟性を向上させたことで,スコープを大きく曲げても抵抗の少ない針を目指した。EBUS-TBNAは,枝分かれする気管支の様々な部位にスコープを挿入し,軟骨や血管を避けて針を刺す必要があるため,スコープの操作性が求められる。細径で柔軟性のある針をラインアップに加えたことで,これまで穿刺が困難だった気管支へのアクセスをサポートする。
2. 針の後部を鋭利にしたことにより,針先全体の刺さりやすさ向上に寄与
針を細くすると柔軟性が向上する反面,力を加えづらくなり刺さりやすさが落ちてしまうという課題があった。今回,針の後部に鋭利なエッジをもうける新形状を採用したことで,針先全体での刺さりやすさの向上を目指した。
●問い合わせ先
オリンパス(株)
内視鏡お客様相談センター
TEL 0120-41-7149
http://www.olympus.co.jp