オリンパス,ディスポーザブル吸引生検針「PeriViewFLEX」を発売
〜肺末梢病変のより確実な検体採取をサポート〜

2019-2-7

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ディスポーサブル吸引生検針「PeriViewFLEX:ペリビューフレックス」

ディスポーサブル吸引生検針
「PeriViewFLEX:ペリビューフレックス」

オリンパス(株)は,気管支鏡を用いて肺末梢部の検体を採取する際に使用するディスポーザブル吸引生検針「PeriViewFLEX※1」を2019年2月8日(金)から国内で発売する。

本製品は,「EBUS-GS法※2」や「EBUS-UT法※3」という手技で使用する(処置具)。これらの手技は,従来の気管支鏡(極細系気管支鏡を除く)が届かない肺の末梢部に存在する病変の検体を採取するために行われ,主に生検鉗子などの処置具が使用されている。採取した検体は病理診断を行い,分子標的薬治療※4や免疫療法※5の適用など,今後の治療方針を決定する。

今回発売する「PeriViewFLEX」は,EBUS-GS法・EBUS-UT法の両手技に使用できる針。柔軟性が高いため,病変へのアプローチ性の向上に寄与する。外径を細くしつつ,検体採取に必要な内径を確保したことで,より確実な手技の実施をサポートする。

※1 本製品の愛称。販売名は以下「発売の概要(国内)」を参照
※2 ガイドシース併用気管支腔内超音波断層法。気管支鏡を用いて末梢部にガイドシースを留置し,ガイドシースに超音波プローブや処置具を挿入することで,病変の位置を特定したり組織採取を繰り返し行ったりすることが可能になる末梢生検の手法。
※3 先端部外径3.0mmの極細径気管支鏡に直接超音波プローブや処置具を挿入することで,病変の位置を特定したり組織採取を繰り返し行ったりすることが可能になるEBUS-GS法と並ぶ末梢生検法の一つ。
※4 ゲノム・分子レベルでがん細胞の特長を認識し,がん細胞の増殖や転移を行う特定の分子のみに作用する薬を投与 する治療法。
※5 体の中に侵入した異物を排除する能力(免疫)を高めることでがん細胞を排除し,がんを治療する方法。 免疫が弱かったり,がん細胞が免疫にブレーキをかけたりすると,がん細胞を排除できず増殖していく場合もある。 

●発売の概要

販売名:ディスポーサブル吸引生検針 NA-403D
(愛称:PeriViewFLEX:ペリビューフレックス)
発売予定日:2019年2月8日(金)

●主な特長

1. 針の外径を細くしたことにより,組み合わせ機器の選択肢拡大に寄与
針の外径を細くしたことで,EBUS-GS法で使用するガイドシースやEBUS-UT法で使用する極細径気管支鏡への適用が可能になった。これまで両手技に使用していた生検鉗子や細胞診ブラシに針が加わることで,より確実な手技の実施に貢献する。

2. 細径ながら十分な内径を確保したことにより,確実な検体採取をサポート
針の外径を細くしつつ,検体採取に必要とされる内径を確保。検体の採取が難しい末梢病変においても,質が良く十分な量の検体採取をサポートする。

3. 高い柔軟性により,あらゆる部位の病変へのアプローチに寄与
針管にスパイラル状のレーザーカットを施したことで,高い柔軟性を確保。従来の処置具ではアプローチが難しかった病変に対しても,針が柔らかく曲がりやすくなったことで,容易なアプローチに寄与する。

レーザーカット

 

●問い合わせ先
オリンパス(株)
内視鏡お客様相談センター
TEL 0120-41-7149
http://www.olympus.co.jp

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